二つ名狩りG VS白疾風
一年の中でも一番の繁忙期に突入し始めました、アキラです。
なかなか日記に手が回りませんで、何も無い日に一気に書き溜めて、数日に分けて今まであったことを投稿していくという形になりそうです。ちょっと去年とスタイルは変わりますが(狩猟スタイルじゃないよ?)これからもよろしくお願いします。
ではでは、まずは一つ。
これから上記のように数回に分けて投稿しますが、時系列は前後しますので、それはご容赦ください。今回記事にするのは白疾風についてである。
その日は一月に一回か二回程度ある、我が盟友ランサー猫が豊岡からやって来る日だった。筆者達は、ヴィンテージウヴァ、カドマンズフレグランス、セイロン、アフリカンジョイ、アシヤプラウドなどの紅茶と茶菓子をオトモに談笑し、ある程度、話に華を咲かせたところで相変わらず狩りに行くこととなった。そして、幾ばくかの狩りを終え「もうそろそろ寝ようか。」という頃合いに。でも、筆者分かってるんだからね。こういう「これ行ったら寝よう。」って言って貼るクエストは何故か「寝る前に行くクエストじゃねぇ!」というものばかりで見事に惨敗し「おんどれちくしょう!」と火が点き、最終的に寝ようと言ってから一時間近くは経ってしまう、のだ!
ここで選択された「寝る前に行くクエストじゃねぇ!」クエストはG1白疾風。
ランサー猫がランス(ギルド)筆者がヘビィ―ボウガン(ストライカー)だ。
筆者は以前にもStefanさんや、やっちゃんと共に行ったことがあるのだが、あやつはかなりの強敵だ。Xの頃は回避性能を身に着けたハンマーや、ブシドーランスでひゃんひゃん言わせてやったものだが、今作はどうも一筋縄ではいかない。むしろStefanさんと同じくトラウマモンスターになりつつある。
思いっきりしかめ面をしながら、筆者とランサー猫は白疾風が待つ密林へ。
バタバタと足並み揃えて走っていく。木々が生い茂っており、視界が悪いのは継承されていて、森林地帯で狩りを行っている臨場感は健在である。
白疾風の戦い方の特徴はとにかくぴょんぴょんと跳び回り、中距離を維持するというものだ。ハンターの攻撃の範囲外から棘を飛ばし、瞬発的な飛び掛かり攻撃を行って来る。G級白疾風はこの動きに更に磨きがかかり、牽制でハンターの側面に跳ぶのと同時に追尾性のある棘を打ち上げてくる。前門の白疾風、後門の棘である。筆者は回避性能2の絶対回避2種を積んだ絶対攻撃避けるマンの老山龍砲であったから、この攻撃に関しては事なきを得ている。だが、ランサー猫はどうであろうか。
見れば彼は自分の四方八方を跳び回る白疾風を相手に、見事な盾捌きを披露している。さきほど書いた前から白疾風、後ろから棘の攻撃も瞬間的に方向を切り替えて防ぎ切っていた。ガードランサーの面目躍如といったところであろうか。そうやって、なかなか攻め落とせない城砦を攻めあぐねている、その隙を突いて筆者が射法でクリティカル距離を上げた弾丸を撃ちまくる。この戦法は見事にはまった。遠くから撃つと、狙われにくくなるからね。
前衛の剣士の皆さんには申し訳ないけれど、剣士が引きつけて、ガンナーが撃つという骨にまで染み付いたこの戦法を、筆者は執っていたのだ。まぁ、ガンナーの方にモンスターが走って行っちゃうと、当然ながら剣士の皆さんは追い掛けなければならないので、これはこれで理に適っているとは思う。それを卑怯と言うならば筆者は【ガンナーは卑怯だ】と言われている気分になるわけですが…。
筆者のガンナーに対するあれこれも、今度書こうかと思います。
話が逸れた。
そんなこんなで、ココット村が出自である古株の筆者達(筆者はMHG、ランサー猫はMHPから。)は、その当時に強大なモンスターに対して執っていた戦法を、この時、示し合わずに自然と執っていたのだ。しかもそれぞれが、モンハンをやり始めの頃、一番最初に手に持っていた武器で、である。
こんなにアツい
展開があるかッ!?
いや、あんまり
無いッ!!!
怖いやつには自分が一番信頼している装備、馴染んだ武器で行くというのは、これまた骨まで滲み込んだくせのようなものだろう。
ランサー猫
「おれは勝つ戦いより、
負けない戦いッ!!!
が、手が出ない!
ランス届かない! 任せた!」
その言葉通り、ランサー猫の城砦は白疾風の怒涛の攻撃をものともせずに、あらゆる攻撃をさばいていく。こうなれば筆者の役目は、撃ちまくって怯ませたり転倒させたりして、攻撃のチャンスを広げる、になる。ある時、白疾風が転倒した!
ランサー猫
「穿て!
スクリュースラスト!」
アキラ
「ありがたく
頂戴しやがれ!」
ランサー猫、渾身のスクリュースラストと筆者のスーパーノヴァが同時に炸裂!
「オッシャアアア!
いけるぞ!」
筆者達は深夜4時の静寂の中、叫んだ。
しかしまぁ、さすがはG白疾風である。そうやすやすとは抜かせてはくれない。
バシュ!
という音と共に白疾風がジャンプ。
追尾性の棘だ。
「あ。」
と言った瞬間に、その棘は筆者を直撃。地面の影になっている箇所の黒い色に掻き消されて棘の影が視えずに当たってしまったのだ。その起き上がりを目掛けて白疾風が追撃。筆者、逃げ惑い、やつの注意がランサー猫に向いたな、と思ったところで回復薬を飲む。だが、ナルガクルガ必殺の真空波付き尻尾ビターンを方向修正付きでビターン!
「のぎゃあああ
ああああ!!!」
筆者、1オチ。
それからしばらくしてランサー猫も執拗な連続攻撃を受けて気絶状態となり、2オチ目を計上。もう後がない。これからはより慎重に当初の作戦を展開していく。
そしてついに、足を引きずる白疾風!
だが、落ち着け。
帰巣して、眠りに就くまで待って、罠を仕掛けよう。やつが暴れ回る中で強引に罠を張り、事故オチしてしまうのが今のこの状況、一番怖い。筆者達は深夜の小泥棒よろしく、息を潜めてこそこそと寝静まった白疾風の元へ。
そして、やっとこさ、捕獲に成功した。
20分近い、激闘であった。
……やっぱり、寝る前にやるクエストじゃねぇ!
でも、なんか久しぶりにアツい戦いができて、筆者もランサー猫も大満足でした。
破壊王の空振り
ファーストフラッシュダージリンが思ったよりも安く手に入りそうで、今日はやたらとご機嫌なアキラでございます。
紅茶を好んで飲まない方にとっては「なんのこっちゃ?」なお話なのですが、このファーストフラッシュダージリンは筆者が現世にサヨナラグッバイするまでに一度は飲んでみたかった紅茶なのです。
一応、説明しておきますとこれは、3月~4月の間に摘まれたダージリンの新芽の紅茶だけがこの名前で呼ばれます。もちろん【新芽のみ】なので全て手摘み。生産量が少ないので他の紅茶に比べてお高めです。品質の高い紅茶専門店から直接、仕入れるのですが、お値段はなんと他の茶葉の二倍近く。
ですが、やはり至福の一杯とその時間は何物にも代えがたい宝物。多忙な日々の中に、紅茶とその時間、そして喫しながらお喋りを楽しむ余裕を設けるというのは大切なことだと、筆者は考えています。
そのための投資なら、喜んでしますよ!
さてさて、その紅茶にも負けず劣らず、筆者が楽しむモンハンについての記事に移っていきますかね。先日の狩猟物語、意外にも☆がたくさんもらえて素直に嬉しかったので、これから思い付くたびにちょこちょこ書いていこうかなと思います。
そして早くも、この日記のアクセスがXX発売と同時にうなぎ登り。Xの頃の最高記録、一日800件には遠く及びませんが、大台100件を連日突破しております。ご愛読、感謝です。これからも仕事の休憩時間にでもクスッと笑える記事を書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
で、ですな。
筆者はこの前まで「チャージショット楽しいぃぃぃ! うっひょひょ~い!」と、喜んでライトボウガンを担いで狩りに赴いていたのですが、最近はアルバレストをどっしりと構えてボルテージショットで通常弾2をマシンガンのように連射しています。予測されていた通りの変わり身の早さ。我ながら呆れる。
立ち回りは相変わらず、モンスターの脚をぶち抜いて転倒させるという火力サポートとも言うべき戦法です。転倒したところに火力の高い近接武器を背負った仲間が安全に確実に痛烈な一撃を叩きこむというタクティクス。遊撃大好きは相変わらずですな。この立ち回りはMHPのパーティープレイから変えておりません。
昨日は藻蟹さんが部屋を建てると同時に入室。
なんと老山龍砲を携えていた!
この老山龍砲はモンスターハンターシリーズにおいて最強クラスの火力を誇る名砲である。攻撃力は他のどんな武器の追随も許さない。その分、取り回しは難しく、玄人向けで決闘のための一丁という感じ。だが、使いこなせればシンプルに素直に使い手に応えてくれる一丁でもあります。
外見は、いかにもヘビィーボウガンという感じのずっしりとしたフォルム。でもスマートなので、背負っていて、構えていてとても絵になります。パワーバレルなんて着けた日にはあなた! 葉巻を噛みながらズダショオォォォォンッ!!! ですよ!(意味不明)
取り乱しましたが、とにかく、藻蟹さんがそんな筆者が垂涎(すいえん)するような一丁を担いで現れたのですな。
そして恒例になりつつあるリオレイアの天鱗を狙って、藻蟹さん、けんさんと共にクエストへ。ところで、射突型裂孔弾という狩技があるのです。新しくヘビィ―ボウガンに追加されたものなのですが、これが切断属性で、尻尾を斬ることが可能なのです。それをまぁ尻尾に撃って斬ってやろう、と。しかし外すこと甚だしい。ある時なんて、藻蟹さんのオトモちゃんがシビレ罠を張って、それに引っ掛かったリオレイア相手ですら外しましたからねッ!
全然当てられないんだけど!!!
4回撃って3回外したよ!!!
と、藻蟹さんに報告したら笑われました。で、藻蟹さんは寝ているリオレイアの尻尾を射突型裂孔弾できっちり斬るという。で、その報酬画面。
筆者に記念すべき天鱗第一号がッ!
しかも背中破壊のサブ報酬!
藻蟹さん、ご乱心であった。
まだまだ天鱗マラソンは続く。
ところで、金雷公に行っていたある時、こんなことがあった。筆者もう笑って笑って(笑)
けんさんがチャージアックスの狩技、オーバーリミットを発動。ビンが10本になり、エネルギーブレイドと属性開放斬りのごっついやつ(名前忘れた)の威力が限界MAXになった。そして丁度、筆者の撃った弾丸が金雷公の脚を直撃し、転倒!
今がチャンスだ!
けんさん、このチャンスを見逃さずにさっそくエネルギーブレイドを発動! 金色に光輝く巨大な刃が展開され、それを尻尾目掛けて全力でふ……
ズバァンッ!!!!!
!?!?!?
なんと、エネルギーブレイドが直撃する前に、ランスで突進した藻蟹さんが尻尾をカット! だが、発動されてしまったエネルギーブレイドと青春の恋は止められない。
黄金の刃はそのまま
虚しく空を……
バビョ~~~~ン
なんと藻蟹さんを直撃!
筆者はスコープ越しにその光景を見ていたのだが、腹を抱えて笑ってしまった(笑)
それを音にするとこんな感じである。
バァン!
ズバン!
ワォン!
ゴロゴロ!
ガシャン!
キュゥゥゥィィィ…!
ズバン!
えええええええええ!?
バヒョ~~~~~ン。
わ~~~~~。
いや~、面白かったwww
しかしまぁ物欲センサーとはよく言ったもので、藻蟹さんにはなかなか天鱗が出ない。けんさんなんか昨日ちょっとレイア行っただけでちゃっかり二枚もゲットしてるんだからもう。なんだかんだ、藻蟹さんも一枚ゲット。でも藻蟹さん、天鱗は何枚あっても足りないらしく、また取りに行くことになりそうです。レイアは武器の練習にはもってこいなので、いくらでもお手伝いしますよ!
最後の方はランサー猫と狩っていたんだけど、いかんせん筆者が眠くて眠くて、視界が途中でブラックアウトして、次の瞬間には目の前にいたはずのリオレイアが消えている、という怪奇現象(一瞬の寝オチ)に見舞われて狩りにならなかった。そんなんだから無駄に攻撃を食らいまくり、ランサー猫に頼りっぱなしになったという。
それでもまぁ、こうやって寝オチ寸前になるまで笑いながらゲームを楽しめる仲間がいるというのは、幸せなことだなぁと、もう閉まりかけのまぶたを擦りながらぼんやりと考えておりました。
そうそう、それで思い出した。
やっちゃんが「龍yan、油断ちゃん、リンカク、2等兵さん、にゃんさん、ゆうき君、リョウさん、ネジさん、アイリスさん、また来てね~!」って言ってました。
また気軽に遊びに来てくださいね!
ではでは、また!
決めろ!
炎のドロワーズ!!!
狩猟物語〜名砲と呼ばれる男〜
※注意
この物語は、モンスターハンターの二次創作です。
独自設定、独自解釈、世界観に合わない表現などが含まれている可能性があります。それらの点に関して「大丈夫だ、問題ない。」という方のみご閲覧ください。そういうのはちょっと、という方は「逃げろ!勝てるわけがない!」
ではでは、どうぞごゆっくりお楽しみください。
狩猟物語 ~名砲と呼ばれる男~
古い話をしようと思う。
これはまだ、ボウガンという武器がハンターたちの間で普及していなかった時代の、古い古い話だ。そして、この俺がまだ猟犬と呼ばれていた頃の話だ。
俺は生来、どうにも臆病な性質(たち)だった。我ながら、よくもまぁハンターなんていう死と隣り合わせの職業を志したものだと思うよ。俺の両親は、行商で各地を渡り歩くなかなかに名の通った商売人だった。その隊商に混じって、俺はよくあちこちへ連れていってもらったものさ。ゆくゆくは親の後を継ぎ、俺も商人になるのを夢見ていた。
知らない土地、知らない人間、知らない名産物や物品に出逢うのは、どれだけ胸が躍るだろうか。そんな夢想を抱きながら、その日も俺は両親の率いる隊商と共に砂漠を横断していた。身を焦がすような強い陽射し、蜃気楼のように揺らめく遥か彼方のオアシス、荷馬車を引くアプトノスが焼けた砂を踏む音、車輪の軋み、今でもよく覚えている。
砂漠には、小型の肉食竜であるゲネポスや魚竜種のガレオスが生息している。そういうやつらへの備えとして、隊商には傭兵が数人付き添っていた。彼らがクーラードリンクを飲みながら周囲を警戒していた姿は、少しばかり怖かった。
当時、危険なモンスターの姿はその砂漠には確認されておらず、比較的安全な旅だった。ゲネポス程度のモンスターならば傭兵たちでも対処できるし、ガレオスには音爆弾が有効だ。いまのところ脅威となるのは、こいつらだけだった。
俺は荷馬車に揺られながら、つばの大きな帽子の影から目を覗かせ、雄大な砂漠の景色を見渡していた。自慢じゃないが、俺は目が良かった。どれほど遠くのものでも識別できたし、それがどういう動きをしているのかも分かった。
ぼんやりと周囲を見回していたとき、黄色い砂漠の大地に、一瞬だけ黒い岩が視えたような気がした。もちろん、気のせいだと思ったよ。なんせほんの一瞬だ。それも、双眼鏡を使わなければ視えないほど遠く、しかも砂塵で遠方は霞んでいた。
俺はごろんと荷馬車に寝転がった。頭のすぐ近くでは、タルが細かな固い音を鳴らしていた。車輪が転がるわずかな振動が、俺の身体を揺らした。
だが、その振動とタルの音が途中から、徐々に大きくなり始めた。その異変に気付いたときには、俺の身体は宙に浮き、視界に映り込んでいた蒼空は傾いて、いつの間にか自分の下になってしまった砂漠の黄色い地面が侵蝕し、そのまま吸い寄せられるように俺は大地に真っ逆さま。そして俺は、激突と同時に、気を失った。
目が覚めたとき、俺は全てを失っていた。家族も、財産も、全て。聞いた話では、隊商は突如として現れた黒いディアブロスに襲われて全滅したそうだ。繁殖期のメスのディアブロスのみが変色し、その個体は通常種よりも凶暴性を増す。運の悪いことに、繁殖のために移動してきた黒いディアブロスと俺たちの隊商がかち合ってしまったらしい。
俺は幸いにも打ち上げられた荷車の下敷きになり、奴の目からも、強い太陽の光からも覆い隠されて、一命を取りとめた。
俺は、誓った。俺から全てを奪い去ったディアブロスと、もう一度、対峙する。その時、俺はハンターとなることを決めた。もちろんハンターはハンターズギルドに属し、その管轄の下で狩猟を行わなければならない。黒いディアブロスの狩猟を任されるようなハンターになるまでは、怨敵の前に立つことすら叶わない。
臆病な俺にとって、立ちはだかる試練は相当に厳しいものだった。得物一振り引っ提げて、モンスターどもに肉薄するのは、相当の勇気と気力を要した。俺には、ランポスを討伐するのが精いっぱいだった。そこで、俺は考えた。俺は目が良い。ならば、モンスターどもが相手でも十分に通用する銃火器を開発すればいいのだ。
俺は研究を始めた。良質な鉱石を掘り、逆火を防ぐのに必要なモンスターの素材を集め、火薬と弾丸を作った。そしてついに、俺だけの一丁が組み上がった。俺はすぐにギルドで名を上げ始めた。モンスターが肉薄する仲間たちに気を取られている隙を突いて、弾丸を射ち込むという戦術は安全性が高く、画期的だった。何度か、砲の作成方法を訊かれたこともあったが、俺は断じて教えようとはしなかった。全ては、あの黒いディアブロスの狩猟依頼が、当時唯一のガンナーであった、俺に回って来るように。
俺の全ては、あの黒いディアブロスの狩猟のためだけに捧げていた。そのために俺は、極めて難度の高い依頼ばかりを選ぶようになっていった。ギルドに「あのボウガンを使うハンターに任せた依頼は、どれだけ困難でも必ず達成される。」と、認識させるために。
ある時、ともにクエストへ赴いた仲間が、仲間をかばって、死んだ。相手は、天空の王者リオレウスだった。彼は骨の一本も残さずに、この世から灰となって消えた。火の国を襲っていた凶暴な個体だった。ギルドでも火の国でも、彼は人々を救うために、命と力の象徴でもある飛竜に挑み、散った、英雄であると、讃えられた。
俺は、なんとも言えなかった。死んではいけない。死んで英雄になったとして、それが何になるのか。死ねば自分の全てが終わる。死を、讃えることなど、その時の俺にはできなかった。目的の死、それ以外の死とは、俺にとっては、ただの負けだった。
仲間が目の前で世界から跡形も無く消え去った光景は、俺の心に深い傷となって残った。それから俺は、誰かと共に狩猟へ赴くことをやめた。
ただただ、的確に相手の急所目掛けて必殺の弾丸を射込み、どんなモンスターでも片っ端からただ一人で仕留めた。そんな俺を、人はいつしか【猟犬】と呼ぶようになった。そこには、多少の蔑みも入っていただろう。誰とも会話をせず、ただ一人で猟犬のように狩りだけを行う俺を、みな気味悪がっていたから。
やがて、その時が来た。
俺が全てを失った砂漠に黒いディアブロスが現れ、近隣の集落に多大な被害が出始めたのだ。砂漠の村の長から、ギルドを通じて正式な依頼が発行された。俺はすぐ名乗りを上げたが、ギルドは承認しなかった。あまりにもディアブロスの凶暴性が高いため、討伐隊を編成することに決まったという。そのメンバーに、俺も指名された。俺はしぶしぶ、了解した。
討伐隊のメンバーは俺を含め四人。ランスを使う学者兼ハンターの隊長、片手剣を使うココット村出身のハンター、そして大剣を使う俺と同じくらいの歳の若いハンター、この三人と、狩猟を共にすることとなった。形はどうあれ、あの時のあの場所で、黒いディアブロスと対峙できる。そのことに俺の身体は打ち震えていた。
ハンターとは、生きるために狩猟をする。
俺を除く他の三人もそうだ。だが、俺は少しばかり違っていた。
俺は、死ぬために、黒いディアブロスの狩猟に臨んでいた。
気が違っていると言われるかもしれない。だが、復讐を果たし、怨敵を失ってしまえば、俺は何のために生きるのか分からなくなってしまう。そんな漠然とした恐怖があって、俺はやつにハンターとしてではなく、一匹のオスとして殺されることを望んでいた。それが俺の、目的の死、だった。俺が死んだ後のことなど、俺は死んでしまっているのだから知ったことではない。何故なら俺は、何も持っていないのだから。
狩猟は困難を極めた。
ディアブロス。悪魔の名を冠する砂漠の暴君。その凶暴性を増した亜種は、これまで命のやり取りをしたどんなモンスターよりも強大だった。その巨体からは想像もできない速度で暴れ回り、遠くでも耳をつんざく雄叫びは根源的な恐怖を呼び覚ます。やつが天に向かって吠える雄姿は、凶悪ながらも美しかった。
砂色一色の砂漠の中で、ひときわ目立つ黒い甲殻。爛々と輝く紫水晶の瞳。そして、大地を、天をも穿つ黒い双角。こいつに負けるのならば、本望だった。
やつがまた、天に向かって咆哮した。
その凄まじいまでの音圧に、若い大剣使いのハンターが硬直してしまっている。そのことは、スコープ越しによく分かった。
「馬鹿野郎が…!」
気付けば俺は、愛銃を放り投げていた。そしてそのまま、硬直する若いハンターに向かって走り出していた。黒いディアブロスが、大きく尻尾を振りかぶる。俺は、飛び込むようにして、若いハンターを突き飛ばした。その瞬間に、大岩が天から大地に落下するような勢いでもって、ディアブロスの尻尾が打ち付けられる。それは、俺の右脚を直撃した。
骨が折れるとか、そんな生易しいもんじゃない。俺の右脚の膝から下は、ぐしゃりと潰れて失くなってしまった。我に返った若いハンターが奮戦し、片手剣のハンターが閃光玉を投げ、ランスの隊長が執拗に追い詰めて、追い払うことには成功した。
俺は、うなだれて集会所へ帰った。クエストは途中でリタイア。ハンター生命は終わり、死ぬに死に切れなかった。見事討伐を果たして帰ってきた討伐隊のメンバーから俺の活躍が語られ、俺も英雄の仲間入りを果たしたが、その喝采も虚しいだけだった。
それから俺は、何をするでもなく、死んだように生活していた。現役時代の装備や道具もそのままで、持っているものを売っては金にして、空虚な日々を送っていた。
そんなある日、あの若いハンターが俺の元を訪ねてきた。曰く、ボウガンを教えてほしい、と。退屈していた俺は暇潰しに、ボウガンを教えてやった。組み方、弾の調合、扱い方から全て。そうするとどうだ。次から次へと俺を慕って、ボウガンを習いたいというハンターが日増しに増えていった。俺はそこに、一つの生きがいを見出した。
ボウガンは、これまでの狩猟を大きく変える。より安全に、より的確に、より戦略的に狩猟を行うことができる。それがゆくゆくは、俺の目に焼き付いて消えない、あんな悲劇を回避するのに役立つかもしれない。俺は一念発起し、このボウガンの技術と製造方法、その理念などを全て、ギルドと武具職人に伝授した。
狩猟に革命を起こした俺の功績を讃えて、ギルドは俺の使っていたボウガンの型に、俺の名を与えてくれた。それはボウガンが一般的になった今でも、素人から玄人まで幅広く扱える名砲として、この世に残っている。
チャージショット
花粉が辛い。
アキラでございます。
昨日に引き続き、モンハン日記です。
昨日おとといくらいからガンナー復帰したわけなのですが、タイトルの通り、今回は主にチャージショットが楽しいという記事を書いていきます。ここだけ読むと子供みたいな表現ですが、まさに新しいオモチャを与えられた子供のように、筆者は「ウッヒョヒョーイッ♪♪♪」と、嬉しそうにチャージショットを撃ちまくっているのです。
ちなみにチャージショットとは、ライトボウガンの新しい狩技。溜めにより通常弾レベル1の威力を増幅させて北斗剛掌波のようなエフェクトの激烈な弾丸を発射する、というもの。
ブレイヴライトボウガンもそこそこ安定して使えるようになってきて、ステップと同時に発射される特殊弾でスタンも取れるようになりました。あと、モンスターのスタミナも奪えるので色々と活躍できそうです。
で、火竜砲を背負って撃ちまくっていた筆者なのですが、ある時ふと、思ったのです。黒炎王のライトボウガンはどんなもんだ?と。見た目は火竜砲にちょっとだけアレンジが加えられている程度のもの。個人的に火竜砲の方が好きだけど、これからは厳しい大自然の中で生き抜いてきたG級モンスターたちが闊歩するクエストへ行くのだ。こちらとしても弾丸の1発が戦況を左右しかねない状況の中、少しでも効果的な射撃をしたい。
そう思い立って筆者は黒炎王のライトボウガンを生産、強化し始めた。流石はMHXの時代、フレンドの皆さんに連れられて、あんなクエストやこんなクエストに繰り返し出向いただけのことはあり、黒炎王ボウガンの最終形態はアッと言う間にかんせ…。
不足素材
黒炎王狩猟の証8 9 10
そんなアホな…。
と、いうわけで完成には三歩届かず、筆者は最近になってMHXXに帰ってきた我らがチームの破壊神ことけんさんと、その友達であるさっちゃんを引き連れて、まずは黒炎王10へと出発。塔の秘境で紫毒姫と黒炎王を討伐するという、なかなかにヘヴィーなクエストだ。
ところがドッコイ。
破壊神けんさんがアッと言う間に尻尾を斬り、怯ませ、ホルン使いのさっちゃんが攻撃力アップや防御力アップを吹きまくり、破壊力に拍車をかける。さらにさらに、筆者の特殊弾とさっちゃんのホルンによる殴打が頭を強襲! スタンもきっちり取って、そこに破壊神がダメ押しの地衝斬!
しかしまぁ、ボウガンで行って感じたけど、黒炎王って本当によくバッサバッサと飛ぶのね。その間、筆者は狙撃し放題なのだが剣士からしたらたまったものではない。MHXはなんだかボウガンが蚊帳の外みたいな感じがして、どうもやる気にならなかったのだが、今回は、剣士が手を出せないときに「ここは俺に任せろ!」というガンナーだけが感じられる特殊な使命感に浸れて良かった。
そして、チャージショットで華麗なフィニッシュ!
高く舞い上がってからのワキャキャキックを終えた黒炎王を背後から撃墜!!!
けんさんからの別視点フィニッシュ。
これがっ!
ボウガンのっ!
醍醐味っ!
しかし、目当ての狩猟の証は8と10しか出ず。次は9を取りに行くことに。9は黒炎王を2頭討伐しなければならない。これが思いの外、苦戦してしまい、一度は3オチとなってしまった。そんな時にゴッドマリアが入室。これは大幅な戦力アップである。
マリ姉はどうも最近、ブレイヴ大剣をやっている模様。そのまま黒炎王に同行してくれることに。戦力はアップしたが、いかんせん筆者の防具が紙ペラ過ぎていけない。MHXXになってG級装備とのバランスを取るため、各防具の防御力が下がったのだ。それにより、前までは耐えられた攻撃でアッサリとキャンプ送りになってしまう。
そして、後から聞いた話だがマリ姉はどうやらお酒を飲んで眠たかったらしく、何とかクエストをクリアしてすぐに寝てしまった。なんか口調がいつもと違うと思ったらそういうことか。
それからすぐに藻蟹さんが入室。
筆者の防具があまりにも紙ペラなので、G級防具の作成をお手伝いしてもらうことに。ここで筆者が目を付けたのはケチャワチャ装備。見た目が好みだったのと、ブレイヴライトボウガンには嬉しいスキルがちょこちょこ付いているので、筆者は作成を決めた。
さぁ、作るぞ作るぞ!
筆者はケチャワチャの素材は潤沢に持っている。G級の毛なんか30を超えている。筆者は両手いっぱいにケチャワチャの素材を持って加工屋の元を訪ねた。えーと、どれどれ? ケチャワチャ装備、ケチャワチャ装備…。
だが、どれだけG級防具の欄を探しても作成可能な装備の中にケチャワチャ装備が出てこない。筆者、嫌な予感を覚えつつ、作成不可の灰色の字の羅列の中にケチャワチャ装備を探す。すると…あった。
なんだ!?
なにが不満だ!?
足りない素材を確認すると…。
極上の毛皮×5
マレコガネ多数
盾虫の重殻×2
という、ケチャワチャ関係ないじゃんズがズラズラと列挙されている。こここここ、こんなしょーもない素材なんて1人で集めなきゃ! と、思ったけれど藻蟹さんは
「あるあるですね(笑)」
と、笑って手伝ってくれました。
藻蟹さん、ホントありがとうございます!
その結果、G級ケチャワチャ装備完成!
頭は防具合成で個人的に好きなEXジンオウ。
さらにここにランサー猫が来訪。ランサー猫はボルボロス装備を作りたがっていたので、さっそくみんなでボルボロス討伐へ。
ナイトスクウィード
バベル
金と銀の揃い踏みである。さすがはこの2人といったところだろうか。壮観である。
G級ボルボロスだが、突進の後、背後に泥をぶち上げてハンター達を牽制するというモーションが追加されていた。これが思いの外、厄介でどろんこになる。突進も軌道修正が入って、筆者も想定外の攻撃を受ける。防御力を上げてなかったらと思うとゾッとする。
倒せるには倒せるが、これから立ち塞がる更に手強いG級モンスターや獰猛化G級モンスター、G級二つ名モンスターに戦慄を隠せない。でも、G級だもの。そしてそれらにワクワクしてしまうのはハンターのサガであろう。
に、しても。
今作はなんだか大型モンスターと戦っている時に小型モンスターの妨害が非常に多い気がする。ファンゴ、コンガ、ガレオスとまるでシリトリをするように筆者の脳裏にその名前が浮かんでくる。
これぞ、THE! モンハン!
な感じがして、妨害を受けて「ギャーレオスアァァァァァァッ! コンガまじコンガまじッ!!! ファッファァァァグァガッ!!!」とかなんとか、解読不能及び表記不能な言語を撒き散らしながらも、シミジミと「ああ、モンハンしてる…。」なんて感じている筆者でありました。
最後に筆者のチャージショットフィニッシュ集をどうぞ。
スナイパーは、かっこいいのだッ!
MHXX発売!(から、五日目)
ついに、発売されましたね。
MHXX!!!
って、発売からすでに
五日も経ってる!!!
はい。
完全に出遅れです。この記事をアップするのが遅過ぎる。その理由としてはまぁその、なんと言いますか、筆者は世間様がお休みの時が一番忙しい繁忙期と言いますか、そもそもMHXXに熱中してて、書く時間まで全てプレイに当ててしまったと言いますかその、もにょもにょ…。
はい。そんな感じで、もうすでに筆者の部屋及び日記らしいぐだぐたのんびりな狩猟ライフが展開され……え? あんたのそれは、ぐだぐたのんびりじゃなくてただの怠惰だ…?
ぐぅの音も出ない…。
ぐぅむ…。
ではでは。
わぉ!
書いていきますかね。
MHXX日記!
三連休、筆者は繁忙期だったのですが(これは真実です。)モンハン大好き人間である筆者がモンハンをプレイしないわけがなく、ちょこちょことやっておりました。
今回、様々な追加要素があるらしいのですが、何と言っても多くのハンター諸氏が注目していたのはブレイヴスタイルとレンキンスタイル、色んなモンスターではないでしょうか? 筆者はと言うと何度も何度も日記に書いていて、そろそろ文字数稼ぎじゃねぇの? と、思われるかも知れませんが何度でも言います。筆者は人気なもの、流行りのもの、注目されているものというのがどうにも気に入らず、敬遠しがちだ。
スタイルや新たなモンスターについては、おいおい書いていくとして、もうちょっと違うことを記事にしようと思います。発売から五日経っているということもあり、詳しい狩りの内容ではないですけど、まぁ、色々と。
とりあえず、昨日の筆者。
はいこれ。
お察しの方はお察しですが、我が盟友がやってきました。MHXXをやるので恒例の夜のお茶会は省いたので、アーリーモーニングティーという形で茶を飲んでいました。アッサム、キーマン、ダージリン、堂島ブレックファースト、アフリカンジョイ、薬膳茶と多種多様なお茶を飲んで、話す話す。
そして、紅茶に太陽が映り込む。
筆者の小説、Renetteで、主人公のレネットが紅茶に月を映して楽しむエピソードがあるのだけれど、筆者も紅茶に太陽を映しながら「ほほう、こういう風にしたら紅茶に映り込むのか。なるほど。」と、生来の探究心、好奇心が爆発。これは夜の茶会では出逢えなかったことなので、なんか感動。
これは上手に淹れられたダージリン。
OPの茶葉を淹れるのは慣れていなかったけれど、これは綺麗に淹れられた!
※OPの茶葉
茶葉にはOP(オレンジペコー)やBOP(ブロークンオレンジペコー)など、形状に種類がある。オレンジペコーとは【大きな葉っぱ】という意味らしい。BOPとは、それを砕いたもの。
紅茶はお湯の温度が適切でなかったり、長く抽出し過ぎたりすると色が濁り、綺麗な水色が出なくなってしまうのだ。
そしてそして!
狩り!!!
最近、藻蟹さんがやたらとアルバレッドなるアルバレストの正統進化版を背負ってマシンガンの如く弾丸をぶっ放したり、ガンキンサー猫が珍しくアルデバランなんていうボウガンを持ち出して仲間に仰け反り無効の硬化強靭弾を射ってから散弾を雨のように降らせてモンスターを溶かしたりと、筆者の仲間はやりたい放題なのだ。更にはガンランサーのはずのLYNXさんまでボウガンをやり始めた。
となると、元々はガンナーだった筆者に火が点かないわけがない。急遽、筆者はガンナー装備を整えた。それが、こちら。
カッチョいいッ!!!
みなさん、わかりますかね?
火竜砲!!!!!
ライトボウガンの中ではピカイチで大好きなボウガンなんですよね。これ、初代近辺の作品では訓練所のコインとチケットが無いと手に入れられず、なおかつ訓練所はソロオンリーだったので、自分の力だけで何とかしなければならないのだ。で、速射が出た頃には貫通弾レベル1を5発速射できた。
筆者は2ndGを最後にガンナーを引退したのだが、それまでの作品ではボウガンの基本性能と運用できる弾種、装填数まで全暗記していたくらいにはボウガンが好きだった。そしてメインで運用するのは回復弾!
エリアの端から端まで回復弾が届いていた時代なので、仲間を狙撃して即回復させることに大いなる喜びを感じていた。それも、いつの頃からか回復弾の性能が変わって、できなくなってしまったが…。
話が逸れた。
今回の火竜砲はどうやら火炎弾の運用に重きを置いたセッティングのようだ。でも、筆者は属性攻撃にそこまで頓着しない。どちらかと言うと純粋に攻撃力で押すことを快とするタイプだ。幸いにも、火竜砲は基本攻撃力が他のボウガンよりも少しばかり高い上に、通常弾が多めにリロードできる。
スナイパーの血が騒ぐ。
そう、筆者は相手の脚を通常弾で撃ち抜き、転倒させることに重きを置く。そこで、いつの間にやらか作っていた上の装備を着ることにした。通常弾強化に、クリティカル距離が伸びる射法。さらに、怯みやすくする破壊王を無理くり発動させる。
さて、ここで気付く人は気付くだろう。
何故頭がイーオスなのだ?
と。
フッフッフッ。
防具合成だよチミィ!!!
初! 防具合成ですよ!
本当はカブラXキャップなんだけど、見た目はイーオスヘルムなのです。このランポスシリーズの軍帽的なの大好きなのよね!
なお、この防具合成。
合成した後に、合成した防具を元どおりに分解することも可能みたいなので、一点ものの装備も安心して合成できる仕様になっているようです。
さてさて、レンキンランスにブレイヴハンマー、そこに更にブレイヴボウガンも加えて、ますます狩りに勤しむとします。相変わらずのんびりまったりとして進行は遅いでしょうが、それも1つのゲームを時間をかけてゆっくり楽しむと解釈していただければ幸いです。
G級獰猛化モンスター
G級二つ名モンスター
楽しみです(*´ω`*)
あ、そうそう!
我らがチームの破壊神ことけんさんが、MHXXに帰って来ました!
また、よろしくお願い致します!
※ガンキンサー猫
ランサー猫の、もう一つの顔。ガンキン装備でギラギラしていて、ドボルベルクのボウガン、アルデバランを担ぐ。元々はMHX日記の記事にもあるが、普段、質実剛健とした装備の彼が、やたらギラギラしていたという情報を筆者が理解しきれず、妄想の果てに生み出したものであった。が、現実になった。その時の記事はこちらからご覧ください。
http://schilf.hatenablog.com/entry/2016/03/24/165735
※けんさん
やっちゃんと同じく、筆者の古いモンハン仲間で、接近戦闘において抜群のセンスと破壊力を発揮するオトコ。MHXではイビルジョーの尻尾を1人で3分ほどで斬るという離れ業をやってのけた。今作はスラアクとチャアクを主に使う模様。
茶会と狩猟 後編
10年前の2月22日は、モンスターハンターポータブル2ndが発売された日。つまり、その象徴モンスターであるティガレックスが10歳を迎えた日なのだ。なので、アキラのMHX日記の方に、10年越しの、筆者のティガレックスに対する想いや思い出を認めました。そちらの方も是非、ご覧くださいませ。
さて、いきましょう。
ランサー猫との、2人MHXX体験版日記、その後編でございます!
体験版のイャンクック、ボルボロスを次々に狩った筆者とランサー猫。次なる挑戦は上級編である氷牙竜ベリオロスである。
白銀の騎士とも称され、氷の世界に君臨する白き疾風である。このベリオロス。見た目はナルガクルガやティガレックスと同じような骨格をしているが、その動きたるや、ティガレックスの剛とナルガクルガの速に加えて、独自の柔をも携えている。
実を言うと、筆者はこのベリオロスが苦手で苦手で仕方がない。ブラキディオスやセルレギオスもさる事ながら、このベリオロスも上記の二者に負けず劣らずといった具合なのだ。だがまぁ、相棒はランサー猫だ。なんとかなるだろうと思って、筆者はレンキン双剣を選択。
別にナメてたとかそういうことはない。キャツの速さに追い付くには、双剣しか無いと思っての選択だった。2人仲良く並んで、雪山の頂上を目指し、走っていく。
ベリオロスは3rd以来の登場なので、戦うのはずいぶんと久しぶりだ。
ベリオロスの動きはまさに、蝶のように舞い、蜂のように刺すといった感じで、シュンシュン、フワッフワッと素速かったり柔らかかったりとタイミングの取りにくい移動をしつつ、ガァンッ!と、突然の力強い一撃を放ってくる。筆者たちハンターのナナメ後ろに飛んでから、間髪入れずに突進したりと捉えきれない、読みきれない。
オマケに何故か知らないけど、筆者が癒しタルを持つたびに上空からのスライディングヒャッハー!をほぼ100%の確率でやってくるんだからタマラナイ。
ー癒しタルがッ!!!ー
このメッセージを何度、見たことか…。
それだけではない。やたらと氷の竜巻ブレスを食らいまくって雪だるまになりまくる。上からと下からの攻撃に加えて、最近は泥団子と雪だるまになりまくっている。こんなんだからレンキンサポートなんてロクにできなかった。
ランサー猫はブレイヴランスでベリオロスの攻撃をなんとかイナシて反撃しようとするのだが、柔と速と剛の三拍子揃った動きに掻き乱されているようだった。
ランサー猫
「タイミングが合わないッ!」
と、彼は珍しく冷静に驚いていた。
確かに、ベリオロスの攻撃と動きには独特の間というか、流れがあって、それを読み間違えたり、タイミングを計れなかったりというのがしょっちゅうだった。
アキラ
「こっち来ちゃダメッ!
ヴゥアアアッ! ちょッ!?
アヴァヴァッ! ヴァッ!?」
アキラが力尽きました。
と、ベリオロスの連続攻撃に晒されて筆者がオチてしまう。そして、それからしばらくしてランサー猫が削られていた体力を回復できないうちに、ノーモーションからの飛び掛かりを受けて2オチ。あとがなくなってしまう。
これはちょっとヤヴァイ!
久方ぶりの敗戦濃厚色に戦慄する筆者たち。
残り時間も少なく、脚を引きずるところまでは追い詰めたのだが、善戦虚しく無念のタイムアップとなってしまった。タイムアップなんていつ以来だろう?
ランサー猫
「これはちょっと
本気でやらなきゃ…。」
と、彼は本気のギルドランスを選択。筆者も、強いと確信しているブレイヴ太刀にてリベンジに臨むことにした。
想像以上に体力があり、ベリオロス独特の動きゆえに攻撃の手数が減ることも考慮して、支給品はしっかりと活用することに。
ていうか、前回、ランサー猫はしっかり支給品を使ってくれていたんだけど、いかんせん筆者がズボラで彼に任せっきりだったのよね。なので、2人で分担して、効率よく使うことに。
この俺の馬鹿ッ!!!!!
やっぱりナメてたんじゃねぇかッ!!!
心新たに、ベリオロスに対峙する。
しかしまぁ、やはりベリオロス独特の動きについて行けず、イナシと鏡花の構えもどきを失敗すること甚だしい。
ランサー猫は、さすがギルドランスである。飛び抜けたところが無くて、ブレイヴランスにギルドランス食われるッ! って彼は言っていたけれど、マイナス要素のないギルドランスで巧みにベリオロスに肉薄していっている。
ベリオロスのブレスから筆者を守り、いつも通りの堅実な立ち回りでベリオロスを追い詰めていた。筆者も負けじとブレイヴゲージを溜めて気刃斬りでダメージを稼ぎ、尻尾を切断。
疲れ状態では罠の効果が延びるので、ベリオロスが疲労状態になったのを見るとシビレ罠を設置。徹底的にダメージを稼ぐ。
残り時間は10分です。
しかし、ここまでしても時は無情に流れていく。このメッセージが流れたとき、まだベリオロスは脚さえ引きずっていなかった。それからしばらく攻撃して、やっと帰巣して休眠となった。結局、討伐を果たしたときに、残り時間は約5分。20分に渡る大激戦であった。
2人して「ぬぅわあぁ〜…!」と、気の抜けた声を天井に放ちながら、握りしめていた3DSをテーブルに置く。
この強さと動きのまま本編となれば、かなりやりごたえのある良作が期待できる。こいつの亜種や二つ名が出た時にゃ筆者はマジな悲鳴を上げるのではなかろうか?(亜種はそもそも原種より苦手である。)
茶会と狩猟 前編
親友のランサー猫がやってきました。
ランサー猫と筆者はだいたい1ヶ月に1回くらいの頻度で茶会を開いております。ちょっと一月中はお互いに忙しくて会えなかったのだけれど、二月も後半になってようやく、定期茶会を開くことができました。
なので互いに気合いの入りっぷりは前回までの比ではなく、筆者はナポリタンを作り〜の、ランサー猫は大量の種類の紅茶と茶菓子を持ってき〜の。
スコーンに生クリームを添えるイギリス式(?)で、紅茶はアッサム、アールグレイ、ダージリン、ジンジャーティー、ハーブティー、レディグレイを代わる代わる8杯くらい飲んだかな?
紅茶には、お酒と同じく合う食べ物があるらしく、それもやってみた。筆者はお酒を全く飲まない(飲めない)ので、実に興味深い実験でござんした。1番感動したのは、アッサムにチーズという組み合わせ。チーズをもっちゃもちゃと食べて、そのとろけた残りが少しだけ口の中にある状態でアッサムを喫すると、なんと申しましょうか…。
アッサムの強めの味と香りの球体の表面をチーズの風味が優しくコーティングして、ふわっと喉の奥に吹き抜けていくような感じです。タマラン…!
嗜好品というのは、あくまで嗜むもの。
生活必需ではなく、無くてもいいもの。
でも、それを楽しみ、それのための時間を設けるというのは、人生において大切なことだと、筆者は考えております。
さてさて、と。
茶会を終えて、それでもなお紅茶を飲みながら筆者とランサー猫は互いに3DSを持ち出して体験版MHXXを点けた。今回は是非是非、協力プレイをやってみようと言い合っていたのだ。体験版はオンラインではできないからね。
まぁ、とりあえず…。
ということで、イャンクックを選択。
筆者はレンキンランス。
ランサー猫はブレイヴランスだ。
初めてのMHXX体験版協力プレイ。レンキンスタイルは仲間をサポートして初めてその存在意義を達成すると言っても過言ではないだろう。イャンクックの攻撃を巧みにいなし、突き、斬り払い、盾で殴るという従来のランスからは考えられないアグレッシブで躍動的な立ち回りを見せるランサー猫。途中から盾殴りを乱発してスタンまで取ってしまう始末。堅実なランスはどこに行ったんだ!?
レンキンの筆者はカウンター突きもいなしも使えないので、どうしても手数は伸びない。
筆者はレンキン活力剤をレンキン!
これは使用したハンターの体力を一定時間、微量に回復し続けるというアイテムだ。レア度は3で受け渡しが可能である。これを休むことなく肉薄し続けるランサー猫に手渡す。そして更に、SP狩技を使うと自動で体力が回復し続けるSP状態3も発動させる!
しかしまぁ、このSP状態。この状態になったときに狩技をモンスターに当たるとバチィンッ!!!と、稲妻を伴って凄まじい音がするのでカッコいいたらありゃしない。(これ、方言ですかね?)
クックが突進で駆け抜けて行ったあとを追って2人で同時にシールドアサルトを同時に発動させて、なおかつフィニッシュ突きを繰り出すタイミングまで寸分違わず同時だった時は鳥肌が立った。イャンクックはそんなに労せず討伐を果たす。
続いてボルボロス。
筆者はレンキン片手剣。
ランサー猫はレンキンランスだ。
アキラ
「2人ともレンキンって誰が攻撃すんねん!www」
ランサー猫
「おれだよ(キリッ)」
しかしまぁ、連続攻撃を頑張っていたらボルボロスはズリッと後退して、そしたら硬い頭に当たって弾かれて、突進に轢かれるというパターンを何回繰り返したことだろうか。
※ズリッ
ズリッ という単語を入力しようとしたら、予測変換で〝ズラ″って出るんだけど、ケータイまで筆者のことをバカにするッ!!!
(ズラじゃなくて、ヅラなんだけどね…)
しかしまぁ、筆者が泥団子になること甚だしい。その都度、ランサー猫が突進でぶっ飛ばして助けてくれるんだけど、なんかシュール。
I have a ランス〜♫
I have a 泥団子〜♫
ウォォゥゥゥンッ!!!
アキラの串刺し。
まぁ、アレだ。離れたところにいる筆者を助けるために1番手っ取り早い手段がそれだったんだけどね。泥団子にされつつ、ランサー猫の救助という名の突進を受けつつ、2人でレンキンしつつ、地道に攻撃していく。2人とも際立って大きな攻撃を持ち合わせていないので、どうしても地味〜な戦いになってしまった。
ドカァァァァァンッ!!!
誰だよ、いま地味とか言ったのは!
派手に大爆発するボルボロス。それに巻き込まれて吹き飛ぶ筆者。ランサー猫の放ったレンキンバズーカだったらしい。筆者は1人で嬉しそうに撃っていただけなので、こんなぶっ飛ばし効果があるなんて知らなかった。(寂しいやつだな。)
ランサー猫
「寂しいやつだな。」
やかましいわっ!!!
これを書いてる隣でコーヒー飲んでるランサー猫にぼそっと報告したらマジでそう言われたよ。地道な戦いにときどきそんな盛り上がる一瞬も織り交ぜて戦いを進めていく。
残り時間は10分です。
うーん、なかなかに攻めあぐねてこんな時間になってしまった。MHXXも体験版は複数人だとモンスターのステータスが上がるみたいだ。これ、本編でも実導入すればいいのに。
最後はなんとか攻め切って討伐完了!
ちょっと長くなったので、大苦戦(これが最高に楽しいのだが。)したベリオロス戦は後編にて!
※大苦戦
(これが最高に楽しいのだが)
モンハンに限らず、なんでもそうなのだが、筆者、やっちゃん、ランサー猫は勝つか負けるか、ギリギリの削り合い、消耗戦が大好きな人種である。なので、このベリオロス戦は本当に楽しかった!
まぁ、続きは後編にて!
Next again!!!
ところで、下にTo be continueって書いたわけなんだけど、continueの綴りをド忘れしちゃったんだよね。筆者は調べ物を基本的にケータイでやるんだけど、こんなことがあった。
アキラ
「(この日記を書きながら)
あー、コンテニューの綴りがわからないや…。あー、ケータイ部屋に置いてきちまったかな。
メンドクセ〜。゚(゚´ω`゚)゚。
あ〜持ってたわ〜(笑)」
ランサー猫
「はぁ〜ん???」
大丈夫か?
筆者…。
それともう1つ。
咲夜……いや、昨夜、MHXの日記のアクセス数が800を超えるという未曾有の天変地異が起こりました。
どうなってるんだぁ!?
その割にMHXXの閲覧数はまったく伸びてないのが不思議に拍車をかけております。本当に筆者のMHX日記に何が起こってるんだろう?
ーTo be continueー