巨砲が空を飛ぶ!
お久しぶりでございます。
アキラです。
大繁忙期が終わっても、何故か今年はやたらと忙しくてモンハンやるのがほとんど精一杯でございました。小説も全く書けておりません。そしてこの日記も滞ってしまいました。ようやく落ち着いてきたのと、生活に慣れて余裕が出たきたのとで、またちょくちょく書いて行こうかなと思っております。
あ、それでもちょっと前にLYNXさんが我が家を訪ねて来てくださいました! まさか趣味で始めたこの日記とチームがここまでの縁を生むとは…。感動しております。
LYNXさん、非常に柔和で優しい方でした。モンハンの定型文の通り、といった感じでしょうか? 顔を付き合わせてモンハンしましたけど、ご本人が仰る通り「わたしはいつも一生懸命なんですよー!」でした(笑) LYNXさんの攻撃でモンスターが転倒した時に
「LYNXさんナイスー!」
と、言うと
「あ、わたし、何かしました!?」
と(笑)
非常に楽しかったです!
さてさて、久しぶりの日記ですが、まずは、軽く筆者の近況をば。
当たり前の話なのですが、いわゆるG級になるとモンスターが手強くなって力押しや雑な操作では返り討ちに遭うようになりました。筆者は元はと言えばハンマーで突撃したり、ランスでも火力を積んで攻撃的な立ち回りをしたり、ヘビィーボウガンで強力な弾丸を射ちまくったりと、とにかく脳筋なオトコである。
飽き性な筆者であるが、この脳筋プレイだけは飽きずに続けていた。だがつい最近、それを見直した。いつぞや、仲間内でテンプレ装備と流行の武器、スタイルの話になったのだが、それがきっかけの1つである。
今作においては、ブレイブ太刀、ブレイブヘビィーボウガンを使っている人が多く見受けられる。それに伴い、装備もネセトとグギグギグ装備と呼ばれるものがほとんどだ。実際、野良でやるとそれしか見ない気がする。先に断っておくが、筆者は別にテンプレ装備を否定する気はない。だが、どこか火力至上主義のような匂いを感じないでもない。実際、火力がない、生存スキルに振りすぎという理由で蹴られたこともある。
だが、そういう火力火力という人に限って、その火力を発揮するまでもなくオチて戦力にならないということもしばしばだった。
倒れずに戦い続けること、自分の立ち回りを補助してくれるスキルの大切さについて、改めて認識した次第である。そんな時に、ツイッターのとあるフォロワーさん2人のツイートが目に付いた。
1人はシールドヘビィーボウガンを使っておられる方。もう1人はエリアルガンナーをやっておられる方だ。前の日記でも書いたが筆者はもともとガンナー畑の出自である。だが、どうにもモンスターが強くなるにつれ、防御力で剣士に劣るガンナーでいることが厳しくなって、使いたくても他の人に迷惑がかかりそうで使わなかった。そんな折に、シールドを付けてガード性能+2を発動させるという手段を知った。
筆者はさっそく、ガード性能のついたシールドヘビィーボウガン装備を作成。どれほど耐えられるものか、検証の旅に出た。すると
なんてこったい!byけけ
イメージとは全く違う。なんとリオレイア希少種の追尾サマーソルトをダメージ無しで防ぎ切ったではないか! しかもなんとなんと、武器出し状態でモンスターを踏んでジャンプすると、自動で弾が装填されるのである! しかも攻撃力が上がるパワーリロードのオマケ付き!
さらに、下向き発射という空中技を出すとガンランスのブラストダッシュのようにバヒューーーーーンッ!!!と、凄まじい勢いで吹っ飛んで距離を取れるのだ。この辺の跳んで避けるは我らがチームの破壊王、けんさん直伝だし、クロスの時代のエリアル双剣で経験していて多少はできる。
これは素晴らしいッ!!!
と、筆者は狂喜乱舞。
適正距離で射撃→攻撃によって踏んで躱すか、シールドでガードするかを選択→跳んで自動装填し、空中で下向き射撃し退避→着地後、しゃがみ射ちに移行するか、弾は自動装填されているので引き続き射撃するかを選択。
という風に、自分流のやり方を開拓した。
これならば回避不可能な状況や攻撃が来てもしっかりガードして生存できるし、跳んでからの下向き発射で一気に逃げてもみくちゃにされることも少なくなる。堅牢さと機動力を両立し、柔軟な対応ができるようになった。
火力とボルテージショットを積んで敵を蹴散らす超攻撃的なヘビィーボウガンもいいなとは思うが、筆者にはこちらの方が性に合ったようだ。先にも書いたが扱いきれずにオチてしまうのはもったいない。自分が最も使いやすいモノ、立ち回りしやすいモノを手に持つのも1つであろう。
火力だけが強さではないと思うのだ。
なぜ、ハンターは盾を右手に構えているのか?
その理由にも、濃く表れている。
ハンターは己の身を守ることを最優先にして、利き手である右手に盾を持つ。生きて帰ってこその、英雄なのである。
これは公式設定だ。
確かに、筆者のヘビィーボウガンの使い方では火力は出にくい。だがそれでも、他のスタイルや装備でやるよりも立ち回りは安定した。そしてなによりも、新たな世界が拓けた。これは非常に大きい。
では、最後にちょちょっと、エリアルヘビィーボウガンのカッコいいところと、筆者のこだわりを書いて〆にします。
ホロロホルルと戦った時のことだ。もうあと少しで討伐というところまで来て、筆者はスーパーノヴァで仕留めてやろうと思った。絶好の位置どりでホロロホルルはクルクルと回っている。そこに目掛けてスーパーノヴァを1発!
見事に命中するも怯んだのみで、討伐には一歩至らず。そのままホロロホルルは筆者に目掛けて空中突進。ところがどっこい、ここはけんさん直伝の跳んで避け〜るッ!で、滑空するホロロホルルの頭を踏んで宙に逃げる筆者。そしてそのまま下向き発射でホロロホルルの尻尾を射撃!
その様子がこちら。
なんと、これで討伐!
動画でお見せしたいレベルに華麗なフィニッシュでありました。他にも…
これはけけとの華麗なフィニッシュ。同じ場所を同時に上からと下から攻撃した図だ。
さらに…
これはLYNXさんのAAフレアで撃墜フィニッシュされるリオレイアの図。あのファイアートルネードの火元にLYNXさんがいますwww
そして、今の見た目はこちら。
イーオスシリーズにちょっとアレンジを加えたもの。そしてアルバレストの色違い、アルバレッドがカッコいいですね。老山龍砲も使いたかったんですけど、今はアルバレッドがメインです。
にしてもこの初代からあるイーオス装備が本当にお気に入りです。まずはどのシリーズもこれを作ることが第一目標!
鉄板で急所を補強してあるところ、背中の小型リュック、腰の弾薬ベルトなんかが大好きなのです! まさに、戦闘のための機能美が計算されてくっついているって感じがしていいですね。
G5鏖魔VSアキラ
たぶん、この記事で長らくのソロ挑戦の記事はしばらく書かなくなると思います、アキラです。
それほどまでに今回の記事に至るまでは重い。
G4の鏖魔まではソロで何とかクリアした筆者。ここまででもかなり長かったし、築き上げた屍の数は計測不能。鏖魔1頭でもかなり強いというのに、G3ではディアブロス、G4では獰猛化したセルレギオスがくっついてくる。
そして今回書くG5の鏖魔は…。
溶岩島で鏖魔2頭の討伐
という、トンデモナイ鬼畜クエストだ。
これ、複数人で行けば何とかなるのだが、完全ソロとなると涙ちょちょぎれる。装備は相変わらず前回の日記で書いた通りのものだ。筆者はアイテムお届けで、被弾ダメージが一定量を越えると応急薬グレートが8個届けられるパックを申請。
今までの鏖魔でも悲しいくらいに回復アイテムが消費されたし、これを申請しないと無理と判断した。このレベルまで来ると(鏖魔の時はいつもそうだが)ネコ飯の発動スキルにも気を配る。理想ではど根性と報酬金保険が嬉しいが、そんな組み合わせは滅多に無い。防御術や医療術がメインになる。
さてさて、溶岩島へ。
このクエストではギルドも優しさを見せてくれて、支給品には応急薬グレートが全部で12個も入っている。ソロなのでそれら全ては筆者に使用権があるわけだが、お届けアイテムの応急薬グレートがあるので1つも取らずに決戦場へ飛び降りる。
何度も何度も1人で挑戦して、色々な作戦や立ち回りを試し、取捨選択し、粗方煮詰まってきていて、1クエスト平均40分は戦えるようになった。双剣は脚を斬って転倒させ、弱点部位を斬るという自分の中の固定概念を拭い捨て、積極的に頭で乱舞。
狂暴走状態になったら無理に攻撃せず、水蒸気爆発後の停止時に頭に乱舞を食らわせる。また、マサクゥルハリケーン後などの僅かな隙はラセンザンで瞬間的な大ダメージを狙う。そして、ダメージを受けてしまったらSP狩技に設定した絶対回避で確実に避けて、SP状態ギルドスタイルの恩恵であるアイテム使用高速化で瞬時に回復する。
個人的には、かなり計算され尽くした立ち回りだ。ここまで考えてモンハンしたのは、もしかしたら初めてかも知れない。
でもねぇ、こうやって特徴が無い、抜きん出たアクションや特性が無いって言われるギルドスタイルだけど、改めてこのスタイルの強さを実感したよ。
説明にもあるけど、過不足なくアクションができるから、あらゆる状況に柔軟に対応できる。そして、狩技が2つ装着できるというのが大きい。筆者の使い方は狩技のうち、1つは生存系、1つは攻撃系と、偏ることなく使い分けられる。
他のスタイルのように突出した特性が無いから、スキルでそこを補わなければならない部分もあるけれど、逆に言えば全体的に平均的な水準を底上げしてあげれば他のスタイルに負けず劣らず、十二分に戦える。全体的に水準が高くなる、それは高いパフォーマンスに繋がる。
攻撃一辺倒ではどうにもならないのがG級だ。だからこそ、生存や立ち回りの補助となるスキルは大きな力となるだろう。そのスキルも柔軟に取り込めるのがギルドスタイルの良いところと言える。
さて、1頭目の鏖魔は15分前後で仕留められるようにはなったのだが、問題は2頭目だ。この2頭目、1頭目とは比べ物にならないほどにデカく、なおかつ体力も高い。1頭目では回避できた攻撃も、あまりの大きさにダメージ判定のある箇所をすり抜けることができずに当たってしまう。
筆者、1日1回は必ずこのクエストをやっていたのだけれど、4日かけてもクリアすることができなかった。これは超特殊許可燼滅刃ソロよりも長い闘いになっている。
ある時、かなりの手応えを感じる回があった。筆者の立ち回りも調子が良く、なおかつ鏖魔もやりやすい動きをしてくれた。これはいける!!!と、そう思ったのだけれど、なかなか鏖魔は倒れてくれない、そして無念の時間切れ。
ここから、時間切れになること5回!
250分の空費っ!!!
これは根本的に火力が足りていない結果だと筆者は判断。現在の筆者のスキルには攻撃的なスキルが1つも無い。
ある時、ツイッターにつぶやいた、鏖魔が時間切れになるという筆者のツイートを見たランサー猫からコメントが飛んできた。このコメントが、後の戦局を大いに左右することになる。
ランサー猫
「武器を変えてみたらどうだい?
それから鬼人薬グレートを
飲むとか。」
筆者、目から鱗!!!!!
そうやんっ!!!
双剣は手数武器やん!!!
僅かな攻撃力の上昇と、属性攻撃は大きな差になるのが双剣だ!!!
筆者は鬼人薬グレートの導入を決意。武器だが、その時には現在持っている酒場のマスターの双剣の最終強化がマックスだった。鏖魔が苦手とするのは水属性であろう。となると、タマミツネの双剣やギルドナイトレイピア辺りが良さそうだ。
それから、装備も新調しよう。
ギルドスタイルで立ち回るならば、高級耳栓は必須だし研ぐ暇もないので業物も欲しい。そしてできるなら心眼も欲しい。鏖魔の角に弾かれて事故オチが意外に多いのだ。それら全てを備えた装備…。過去、ユエルさんに勧められて作った装備が目に留まった。
朧隠シリーズ
二つ名ホロロホルルの装備だ。
発動スキルは高級耳栓、隠密、明鏡止水、業物、心眼、罠師である。ソロand罠の置けない溶岩島では死にスキルとなってしまうものも含まれるが、そこは目を瞑ろう。これは流石にみんなに協力してもらって作成。更にはこの時にけんさんが古龍の大宝玉を狙って古龍狩りに精を出していたので筆者も同行。
強力な水属性を秘めた双聖剣ギルドナイトという双剣に古龍のG級の血が必要だったのである。それは一度でじゃぶじゃぶと入手することができた。で、装備をああしてこうして…こうじゃっ!
筆者の好きな弾幕シューティングゲームに登場する豊聡耳神子というキャラクターを真似てみた。あんまり似ていない。
まぁ、いいんだ、見た目は。
スキルは前述のモノに、神がかった護石を装着して、双聖剣ギルドナイトレイピアのスロ3もフル活用して属性攻撃強化と攻撃力アップ小を発動。これで前回までに比べれば大幅な火力アップになったはずだ。問題は回避性能2を下ろしたことだが、これに関しては回避に関する昔の古い勘を取り戻せるか、そしてなおかつそれが鏖魔の攻撃に通用するかがポイントだ。
さて、装備を改め再戦。
やはり最初は回避性能が無いので、早めの回避行動をしてしまって攻撃に引っかかる。その結果、すぐに3オチ。これは装備ではなく自分の回避のタイミングが悪いと反省。今度はギリギリまで引きつけて、ダメージ判定が出る瞬間に無敵時間を使ってその場から離れるような意識で回避する。
すると、面白いように回避性能無しでも鏖魔の凶悪な攻撃をスルリスルリと抜けていく。筆者の画面を覗き込んでいた英雄、けんさんも回避性能が付いていると勘違いするほどだった。それを伝えた時、大いに驚いていた。
一番驚いているのは、何を隠そう、筆者である。
まさか角を使った地面を抉り返すような攻撃まで回避できるとは思わなかった。そして、火力を上げたのと水属性が功を奏したのか、今までで一番速い7分ちょっとで狂暴走状態に突入した。ここからは完全に隙ができるまでは
攻撃しない!!!
けむり玉を投げつつ、絶対安全のタイミングでのみ攻撃を敢行。冒頭で書いた通りの立ち回りを展開していく。そして、個人的に最速の13分で1頭目を撃破! ここからは集中力と時間との勝負だ。
だが、ここまで来て筆者は何度か判断ミスをしてしまい、2オチをする。この判断ミスというのが一番悔しい。かなり考えながら立ち回りをしているので、思考と結論が間違っていたと如実に突きつけられるのだ。いわば、鏖魔に筆者の考えを全否定され、力尽きるという結果を突き返されるのだ。
こんな悔しいことはない!
もう、これ以上はオチられない。
時間は10分を切った。
鏖魔の体力がどれほど残っているかは不明だが、攻めすぎて3オチするくらいなら、時間切れの方がまだマシだ。そこから色々なデータが取れる。もしも倒せたならラッキーだ。立ち回りはより慎重に、確実な時のみを狙う。
バキッ!!!!!!
部位破壊の音!!!!!
転倒する鏖魔!!!!!
肉質が弱く、かつ、少し攻撃が逸れてもどこかに当たる尻尾の付け根辺りで乱舞を1回。そして車輪斬りから6連斬。
そしてダメ押しの
飛鳥文化アタック!!!
(ラセンザン)
本当に、永かった…。
クエストの失敗回数は超特殊許可燼滅刃より遥かに少ないけど、戦闘時間は圧倒的にこちらの方が永かった。
1クエスト平均40分前後を何回失敗で終わらせたことか…。
ギルド双剣 ソロ
鏖魔G5 達成!!!
読者の皆さま、長らく筆者のソロ挑戦記を読んでいただいてありがとうございました。とりあえずはこの日記で本格的に書くのは、しばらくこれを最後にお休みです。
次からは、いつも通りの、仕事の休憩時間にでもクスッと笑ってもらえたら幸いですというスタンスのゆる〜いチームアキラのドタバタ狩猟日記を投稿しようと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
それでは、またっ(。・ω・。)
超特殊許可鏖魔ディアブロスVS破壊王けんさん
筆者は先日、目の前で伝説が打ち立てられる瞬間を目撃した。今回は、その記事だ。
筆者が少し前から絶えず挑み続けている鏖魔ディアブロスなのだが、チームのエースアタッカーことけんさんはこやつの超特殊許可クエストにソロで挑んでいた。超特殊許可鏖魔。全ての鏖魔の頂点に立つ王とも呼ぶべき個体。
まさに魔王である。
筆者の手応え的に、鏖魔はG1であろうが、討伐しようとすると途方も無い集中力と戦力を消費する。狩れるかどうかすらも分からない、むしろ返り討ちに遭う危険性の方が高いというレベルだ。筆者も失敗に失敗を重ね、伝説が打ち立てられるその日、彼と同じ部屋でG4鏖魔のソロ狩りに勤しんでいた。
正直に言うと、筆者はエリアル大剣ソロで超特殊許可鏖魔には勝てないと思っていた。エリアル大剣は筆者の勝手なイメージだが、とにかく隙が大きい。絶大な体力と攻撃力を誇る超特殊許可モンスターに対して、絶対的に不利と見ていた。
しかもエリアル大剣はジャンプ溜め斬りを連発して火力を出すのが基本なので、そんな隙を与えてくれない鏖魔に対して、どう戦うのか、筆者には戦闘のヴィジョンさえ見えなかった。
筆者自身、一時期エリアル大剣にハマったし、跳んで避け〜る!もやってきた。だからこそ、鏖魔相手にそれをやるのは非常に困難であろうと予想していたのだ。
だが、なんと1回目の挑戦で早くも狂暴走状態にまで追い詰めている。けんさんは高級耳栓をしていない。なので、咆哮を受けると1オチが確定する。聞くところによると、それでよくやられていたようだ。
だが、けんさんの立ち回りを見せてもらうと、彼の立ち回りは恐ろしいほどに研ぎ澄まされていっていて、エリアルの十八番、跳んで避け〜るッ!を絶妙なタイミングで確実に成功させている。
エリアルの十八番、
跳んで避け〜るッ!
エリアルの回避は特殊で、例え相手が攻撃中であろうとも、タイミングさえ合って踏むことができれば、その攻撃を無効にしてジャンプできるのだ。咆哮なども踏んで回避することができる。つまり、上手くやれば回避性能と耳栓は不要。
この跳んで避け〜るッ!だが、けんさんは非常に上手い。空中溜め斬りの直後はどうしても隙ができるものだが、着地後、けんさんは全く動かずに鏖魔の攻撃を待ち、さらに攻撃を踏んで回避して溜め斬りをお見舞いしている。
バルファルクの極端に白ゲージが長い大剣のお陰で斬れ味を気にすることなく、的確にガードし、鏖魔の危険極まりない攻撃を凌ぐ。しかし、良いことばかりではない。鏖魔は非常に乗りが難しい。一人では高級耳栓がないと滅多に成功しない。乗ってダウンを狙うエリアル戦闘の基盤を完全に崩されてしまった。
そして、やはり機動力に欠けるエリアル大剣。鏖魔の攻撃を捌ききれずに一瞬でオチる。更には裏目に出ることもあり、オトモアイルーのバットとレイを狙った鏖魔の突進に巻き込まれてしまったり、爆弾ネコのバットが良いところで爆弾を担いで突撃したり、ここ掘れニャンの技で爆弾を投げたりして、無駄なオチや妨害を受ける。
けんさん
「もうネコは要らん!」
と、とうとう真の一騎討ちを宣言。
けんさん曰く、もう20回ほどは敗戦続きらしい。そこに至り、ついにネコ無し。更にはけんさんが大好きな地衝斬を降ろして絶対回避を積む。機動力が欠けているところを補おうというのだ。
筆者がG4鏖魔でひーこら言いながら戦う中、けんさんは一言も発さずに魔王と渡り合う。音を聴いていた限り、全くオチない。それどころか、回復薬を飲んだピキューンという音も聞こえない。
鏖魔が狂暴走状態になるまでに使った回復系はなんと秘薬(マンドラゴラ)2つに回復薬2つだという。つまり、この20分で攻撃を4〜5回くらいしか食らっていないということなのか!!!!!
ノーマル状態の鏖魔を圧倒的なテクニックで押していく。
文字で書くのは簡単だし、読むのも一瞬だが、この立ち回りの美しさは筆舌に尽くしがたい。
グォォォォォォォッ!!!
けんさんの3DSから、すさまじい咆哮と爆発音が連発し始める。
鏖魔が狂暴走状態に突入!!!
いよいよ、最終決戦が始まったようだ。
鏖殺の魔王
VS
チームアキラの破壊王
一足先にソロでG4鏖魔を討伐し終えた筆者は燃え尽き症候群に見舞われて、ぐでーんとしていた。そんな中、絶えない鏖魔の咆哮と水蒸気爆発の轟音。けんさんの分身が空中溜め斬りを振り下ろす鋭い音も聞こえる。さながら、地獄の戦場である。
けんさん
「さぁ、もう
クーラードリンク
無いよッ!!!」
とうとう、クーラードリンクが切れてしまったらしい。戦況は更に不利になったようだ。だが、そこまで長いこと攻撃していたのならば、もしかして…。
筆者は思う。
鏖魔には攻撃の後に確定で隙が生まれるものがある。咆哮からの突進、水蒸気突進、地中から飛び出しての水蒸気爆発。そこだけ狙っていけば。けんさんも同じ考えのようで、狙いを絞ったようだ。
問題は、制限時間だ。
残り時間は、10分!!!
実に長いこと、接戦していた。
けんさん
「ワシはァァァッ!
チームアキラのォォォッ!
エースじゃぁぁぁッ!」
一際、力を込めた一撃が魔王に直撃する。
そして彼は英雄となった。
目的を達成しました。
けんさん
「よぉっしゃぁぁぁッ!」
勝利の雄叫びと共に、あのファンファーレがけんさんの3DSから聴こえる!!!
アキラ
「成し遂げ……
やがったァァァッ!!!」
勝利の音を聴いて、跳び起きる筆者。けんさんは剥ぎ取りもせずに急いで写真撮影。
気が動転して、何のクエストを達成したのかという画面を撮り忘れるという。まぁ、ギルドカードにも記載されているし、いいでしょ!
さすがに感動した。
今回ばかりは流石のけんさんも膝を折るかと思っていたのだが、彼は成し遂げた。
これは、偉業だ。
勝利の凱旋には、
英雄の証がよく似合う。
けんさん
「アキラ。
チーム作ってくれて
ありがとうな。」
???????????
なにを言ってるんだ?
こいつは…???
けんさん
「チーム作ってくれて
みんながワシのこと
エースやって言うてくれて
エースやったらさ、
やらなアカン思って、
だからこそ成し遂げられた
そう思うんや。」
ま、まったくコイツは……。
へんッ!
クエスト終わったら残り1分で毎回毎回ペイントボールぶつけてくる不良隊員のくせに(笑)
お前こそ
漢の中の漢だぜッ!
チームアキラの破壊王 けんさん
エリアル大剣 ソロ
超特殊許可 鏖魔ディアブロス
クエスト達成ッ!!!
鏖魔ディアブロスVSアキラ
実は鏖魔ディアブロスの【鏖】という字を、鏖魔が発表された時から【塵】という字に見間違えていて【じんまディアブロス】と呼んでいたのですが、つい最近、藻蟹さんに教えてもらってようやくその恥ずかしい間違いを知った、アキラです。
さてさて、鏖魔ディアブロスとの決闘の記事を書いていきますかね。
鏖魔の攻撃モーションや肉質、予備動作などをしかばねの山を築きながら1つ1つ解析していった筆者であるが、ほんの僅かな判断ミスや攻撃しておきたい欲に負けたりすると即クエスト失敗になってしまい、返り討ちに遭うこと10回以上。
雑な操作、立ち回りが少しでも出ると鏖魔の狂暴な攻撃に為す術も無く葬られてしまう。筆者はここから、更に自分の立ち回りの正確性の水準を上げ、あらゆる事態に冷静に対処できる明鏡止水の精神を練ることに重きを置いた。落ち着いて的確に立ち回れば、避けられない攻撃ではないのだ。
だが、いつもいつも斬り続けるうちに、気持ちのいい流れに乗ってきて、そこを鏖魔に手痛く叩き潰される。安定して狂暴走状態にまでは追い詰められるようにはなったのだが、そこからが長い。水蒸気突進や地中からの水蒸気爆発の回避方法も修め、確定で鏖魔に隙ができる攻め込み時も理解した。
だが、それでも脚を引きずるまでには鏖魔を追い詰めることができなかった。やがては回復薬が尽き、削り負けたりもした。ド根性でなんとか生き残るも、後ろからいきなり「ヲヲヲヲヲヲンッ!!!」と、砂漠の熱血漢ことアプケロスにド突かれてクエスト失敗になったこともある。
はたまた、調子よく狂暴走状態の鏖魔に肉薄していた時に、角にオーラを纏った凶悪な1回転半攻撃、マサクゥルハリケーンで瞬時に戦局をひっくり返されたりもした。というか、それだけでクエスト失敗。
なんだ?
筆者にはなにが足りない?
次第にそう思うようになった。今、自分が執っている戦術、立ち回りに何が足りないのか。筆者は今一度、考え直すことにした。オンラインへと入る。いつも通りにフレンドさんたちと狩りをする。その時に、筆者は自分で言った。
回避と技の繋ぎの
練習したいんだよね。
自分の言葉に、電流が走った。
筆者は双剣を使うとき、誰よりも素早く、誰よりも長く攻撃し続けることを意識している。それに必要なのはモンスターの攻撃が当たるギリギリまで攻撃を続け、攻撃の合間に回避を挟み、さらに攻撃を続ける、という動き。
だがそれは、狂暴走状態の鏖魔にはあまりにも危険過ぎる行為だった。先にも書いたが、マサクゥルハリケーンなどの予備動作が比較的少ないのに一撃アウトの広範囲でダメージ判定の時間が長い攻撃が来たときに対処しきれないことが多かった。それに筆者はそもそも、いかに無駄を無くすかと言っているではないか!!!
狩技を変更するべきだ。
この結論に至った。
天翔空破断は段差が無いと発動できないし、リスクも比較的高い。そこに、SP狩技に設定した絶対回避を入れれば、どうだろう。凶悪な攻撃を絶対に回避し、なおかつその攻撃の後にできる隙を確実に攻める。これほどまでに攻防一体の技があるだろうか?
狩技を1つだけ変更した筆者は、再び鏖魔ディアブロスの前に立った。するとどうだろう。今までダメージを受けていたり、回避に精一杯で反撃もままならなかった鏖魔の攻撃を、余裕を持って避け、攻勢に転じることに成功した。
更にダメージを受けた後に絶対回避で確実安全な距離を取れる。さらにギルドスタイルのSP状態の恩恵であるアイテム使用の高速化で、すぐさま態勢を立て直すこともできた。これは大きい。
狂暴走状態になっても、この明鏡止水の精神を保ち続け、全神経を鏖魔の一挙手一投足、音にまで注ぐ。ここまで来ると、情も心の流動も要らぬ。ただただ、冷えた眼光で攻撃を見切り、冷徹な刃を突き立てるだけだ。
筆者は一切、勢いや心情の昂りに任せて双剣を振るわなかった。この悪魔を追い詰める。ただそれだけを見据え、立ち回った。
いつもなら「ヲヲンどりゃあおらぁぁぁぁッ!!! くたばれこんちきちんーー!」
などと意味不明な奇声を発しているところだ。
狂ったように走り回り、万象一切を塵と化す鏖魔の攻撃。耳をつんざく咆哮。砂嵐。刃が風を断つ音。地響き。
大地に突き刺さる、
鏖魔の凄惨な角。
ついに鏖魔が
脚を引きずった!!!
一瞬、緊張の糸が切れて興奮状態に陥る筆者。
だがしかし待て待て。
かの有名なナポレオン・ボナパルトも言っている。「一番危険なのは、勝利の瞬間である。」と。この言葉から読み取れるのは、心の緊張が途切れた瞬間が一番足元をすくわれやすい。だろう。これはまさに、今の筆者に当てはまる…。
ていうか、筆者はこんな時にまで何を考えているのだろうか。こんなの小学生の時に読んだナポレオンの偉人録に書いてあったことだ。しかしまぁ、そうやって積み重ねてきたものが、今でもこうして教訓として我が身のうちにあるのは喜ばしいことである。
話が逸れた。
筆者はまだ勝利すらしていない。ここはまた精神を明鏡止水に戻し、後を追わなければ。
鏖魔はマップの下の大きな砂漠に去って行った。エリアに入り、すぐに罠を仕掛ける筆者。が、仕掛けた途端に鏖魔は脚を引きずりエリア移動を敢行したではないかッ!!!
このエリアでの戦闘時間
わずか20秒!
本気でこめかみに青筋を浮かべながら、筆者はStefanさんよろしく「男は黙って罠破壊ッ!!!」
支給されていたシビレ罠を浪費する。だかもう、次は鏖魔が休眠を取るエリアだ。もうこれ以上は逃げられない。筆者は鏖魔が地中から飛び出るのと同時に最後のシビレ罠を仕掛ける。
あとは鏖魔が引っかかって、麻酔玉をポポンと2つぶつければ完全勝利だ!
ジュワッ!!!!!
水蒸気突進だ!!!
だが、筆者と鏖魔の間にはシビレ罠がある。少し後ろに下がって、当たらない位置取りをすれば、それで事は済む。
エリア移動!!!!!
NOW LOADING!
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!
やっちまっただぁぁ!!!
なんと退がった先がエリア移動判定!
これ、鏖魔は確実に引っかかってる!
最後のシビレ罠だったし、急いで戻って捕獲しなきゃ!!!!!
ここに来て明鏡止水はどこへやら。筆者は完全に取り乱してエリアに戻る。するとやはり目の前で鏖魔がシビレ罠に引っかかっていた!
筆者は狩猟の神に祈った!
頼むッ!!!
この2つの麻酔玉だけ
当てさせてくれッ!!!
鳴り響く、ファンファーレ
ついに、達成した!!!
連敗すること13回。
ついに筆者は鏖魔G2をクリアした!
この写真を撮る時、筆者の両手は恥ずかしいくらいに震えていた。まったく、どれだけ神経をすり減らしているのだろう。
なにはともあれ。
特殊許可鏖魔G2
ギルド双剣 ソロ 達成!!!
マサクゥル・ディアブロス
あと1週間ほどで大繁忙期の5月が終わるので、もう少し日記の更新頻度が上がるのではないかと思っている、アキラです。
超特殊許可燼滅刃をソロで討伐した記事を書いてからゴールデンウィーク前から連続の疲労がピークに達してぶっ倒れてたり、弟が救急車で運ばれたりと波乱でございました。今は何とかこうして記事が書けるまでになっております。
さてさて、最近、筆者と共に狩りをした方は知っていることなのですが、装備を新調しました。武器はなんとギルドスタイルの双剣。防具は一式ではなく、アレヤコレヤと組み合わせてスキルを発動させております。つまり、ガチです。(と言っても筆者は非常にゆるーいので、筆者が気持ちよく立ち回るための装備となっております。)
発動スキルは
回避性能2
高級耳栓
砥石高速化
スタミナ急速回復
斬れ味レベル1
です。
これ、実は筆者がとある宿敵に挑むために組み上げた装備。その出で立ちを見ていただければ、もしかしたら分かるかも知れません。
双剣は酒場のマスターが現役時代に愛用していたもの。そして、装備の見た目も酒場のマスターを意識したもの。この双剣と防具で挑むモンスター。それは、あのモンスターを置いて他に無い。
鏖魔 ディアブロス
酒場のマスターの相棒にハンター生命を絶つほどの深傷を負わせ、幾度も討伐隊を壊滅させ、その竜の物語に英雄は登場しないとまで言わしめた魔物とも呼ぶべきモンスターである。
鏖
この字は【おう】とも、また【みなごろし】とも読む。そしてディアブロスとはイタリア語で悪魔を意味するディアブロから来ている。読んで字の如く、この鏖魔という字の意味するところは【みなごろしの悪魔】となるのだ。また、武器にもマサクゥル(みなごろし)の名を冠している。
なお、この鏖という字を使った鏖殺という言葉も存在している。これは同じく【みなごろし】のことである。あの黒龍伝説にすら【無限の勇気を持つものによって討ち倒される】という希望の言葉があるというのに、鏖魔ディアブロスの物語に、そのような光は一筋も差し込まない。それだけでも、この悪魔がどれほどの存在なのかがうかがえる。
酒場のマスターから鏖魔の討伐を託された。
これは燃え滾らないわけがない!
筆者はロマンチストだ。それは自他共に認めるところである。酒場のマスターの意志と武器を継ぎ、決着をつける。それが、筆者の辿り着いた鏖魔との向き合い方であった。
これが燃えずに
いられるか!!!
さてさて筆者だが、双剣に関してはMHP周辺では実によく使っていた。ギルド双剣に関してはいかに鬼人化と鬼人強化を上手く使い分けられるか、鬼人化と鬼人化の解除を的確にできるかにかかってくる。と、筆者は思っている。
双剣はひたすら乱舞していればいいと思われがちだが、筆者はそうは思わない。いかに技を繋ぎ、無駄な動きや空振りを無くすか、斬り過ぎによるダメージを減らすか。筆者は双剣を扱うとき、これらを重要視する。いかに最小限の動きで回避しながら斬り続けられるかが、筆者が双剣を扱う上でのポイントだ。
えらそうにご高説を
垂れているけれど
筆者もそれができるかは
分からないっ!!!
さてさて、初めての鏖魔ソロだ。
G1はみんなでクリアしたのでG2からやることにしよう。えーと、どれどれ、鏖魔のG2のクエスト内容はっと…。
鏖魔の捕獲
1オチで失敗
アハンッ!?!?!?!?
嘘でしょ…。
1オチアウトとか…。
じゃあG1やればいいじゃんって思われるかも知れないが、それはなんかイヤだ。
我ながらメンドくさいと思う。
何はともあれ、鏖魔ディアブロスへ。
ディアブロス種は邂逅すると、わずかな間だけこちらを値踏みするかのように動かない。まずはその時間で鬼人ゲージをマックスにする。そこからはひたすら、相手の動きに合わせて回避と攻撃、時々鬼人化してゲージを回復させるという動きの繰り返し。
狩技のラセンザンと天翔空破断も要所でキメて着実にダメージを蓄積していく。音爆弾、睡眠爆破も有効に使い、初戦にしてはなかなか良い滑り出しだ。だが、やはりまだまだ相手の動きの研究が足りていない部分はあり、度々攻撃に引っかかっては体力の7割ほどを削られてしまう。
それでも善戦し、ついに尻尾と角の完全破壊に成功した。
なかなかの消耗戦だ。
そしてついに狂暴走状態に突入。筆者はこれを勝手にマサクゥルモードと命名。これになると鏖魔は異常なほどの狂暴性を露わにして、周囲一帯を壊滅させる。
攻撃は更に激しさを増し、手数も増える。筆者の攻撃できるタイミングは完全に絞られた。だが、もうあと少しのはず。そう思った矢先、鏖魔の角が禍々しいオーラを纏った。
次の瞬間、クエスト失敗。
一撃だった。
鏖魔の角と尻尾を使った1回転半する広範囲攻撃に巻き込まれ、一瞬でクエスト失敗。無念である。
だが、初戦でここまで戦えれば上々だ。更に相手の動きを研究し、全神経を集中させるべき箇所をあぶり出せば勝機はある。そう思った筆者はまたまた鏖魔へ。
クエスト失敗の山が築かれる。
何度も何度も鏖魔の持つ恐怖の伝説に、筆者も加えられていく。中には、五分も経たずに負けてしまった回もある。あまりに呆気ない幕引き、あまりにも圧倒的な敗北。
だが、1つ失敗を重ねるごとに、少しずつではあるが鏖魔の動きを見切れるようになってきた。中でも大きな収穫は、攻撃パターンの解析とその予備動作だ。
例えば地面に潜った鏖魔が飛び出す時、2つパターンがある。ロケットのように吹っ飛んでくるか、出てきて角などによる通常攻撃に移るかだ。それは飛び出る前の砂埃の時間で見切ることができる。
長いと吹っ飛んで来て、短いと通常攻撃だ。
他にも、水蒸気を纏って突進し、最後に周囲一帯を吹き飛ばす爆発を放つ、いわゆる水蒸気突進。通常の突進と紛らわしいが、水蒸気突進の発動は音で見切れる。
突進の構えを取った時にジュワッというような音が伴えば水蒸気突進だ。それさえ聴き漏らさなければ、突進の発動と同時に自分がどう動くべきか判断できるのでこれは大きい。
そこまで解析し、攻撃するタイミングも押さえてきているのに、なおも鏖魔には連敗。10連続以上失敗という惨状だ。
勝つには、何かが足りない。
何かが欠けている…。
筆者には、何が足りない。
筆者は見つけ出せるのかっ!?
次回にご期待ください!
超特殊許可燼滅刃VSレンキンランスのアキラ
4時間以上も同じクエストに挑み続けて、ことごとく返り討ちに遭うというのは2ndG以来な気がします、アキラです。
双獅激天
武神闘宴
この辺のクエストには本当に苦しめられたけど、超特殊許可で戦う燼滅刃はたった1頭。サシの決闘であるにも関わらず、敗戦続き。こんなことは初めてかも知れない。サシで連続敗戦したのは2ndのアカムトルムとかくらいなので、この燼滅刃は筆者の中でも巨塔となって歴史の中に聳え立つだろう。
まったく、何回3オチとリタイアを重ねたかもう分からない。今までの記録を記して行こうと思う。3オチは20回くらいしてると思います。リタイアは数知れず。たった1頭のモンスターに60オチ以上もしたなんて史上初ではなかろうか?
超特殊許可クエストは支給品無し、アイテムお届け隊も申請不可、サブターゲットも無くそれによる支給品も無しと、自分が持ち込んだ道具のみを頼りに達成しなければならない。
超特殊許可のポテンシャルは凄まじい。
防御力などいくらあっても紙切れに等しく、耐えられても一撃まで。大きな攻撃を受ければ即アウトだ。筆者の防御力は800前後まで上げたというのに、ただの噛み付きだけで半分近くが消し飛ぶ。
尻尾による攻撃は痛烈ながらも、モーションが大きいので見切りやすく、かつ反撃しやすい。なので筆者の攻撃タイミングは自然と、そこに集中した。となると、尻尾はいつか斬れる。これで尻尾による攻撃は弱体化し、恐ろしい溜め斬りと斬尾大回転は封じられる。
だが、だからと言って必ずしもハンターが有利になるとは限らない。尻尾が斬れると、燼滅刃は尻尾による攻撃を控え、爆炎弾を連発するようになる。実は筆者が一番やられているのは、この地面に張り付いた爆炎弾なのである。
走り回れないランスにとって、これはどうにも回避し難く、自分の背後で爆発されるとひとたまりもないのだ。中でも厄介なのが、斜めに走りながら爆炎弾を1発吐いてくる攻撃だ。距離次第では3〜4連発でやってくるので、かなり辛い。で、スタミナと体力を削られたところに追い打ちをされたり、足元に張り付いたやつが背後からの判定になったりと、実に理不尽な攻撃だ。
こればかりは位置取りに気をつけて、なるべくやつがそれをしてこない距離を保つ必要がある。逆に、尻尾や噛み付きなどを誘発させられる距離を見つけ出す。
溜め斬りに関してはガードすればスタミナの全てと体力の9割を持っていかれるので、絶対回避で確実に避けるか、ブシドーならジャストガードを確実にキメるか、レンキンなら回避性能を積んで、初撃を避け、即座に爆発をガードするか。これくらいしか解決策が出ない。
何度か35分まで持ちこたえた時があった。それでも燼滅刃の討伐には至らず。あと一押しなのかどうかすらも分からない。この境地に至って、筆者は装備を見直した。
これは事件だ。
筆者は基本、自分の好きな装備をしている。それをわざわざ相手に合わせて組み直すなど、今までほとんどしたことがない。愛槍であるゲイボルグを置き、強い水属性のランスへと持ち変える。防具も火耐性を37にまで上げる。更には南風の狩人でステータスアップを狙う。
これで再戦。
なるほど、確かにダメージは大幅に軽減された。水による追加ダメージも有効だと思う。しかし、これによる弊害はやはり起こる。斬れ味がすぐに落ちて、頻繁に研がなければならなくなった。スキルも今までの生存スキルが無くなり、かえって生存のことに大いなる時間を割くことに。
こりゃ合わんし、何より自分のテンポじゃない!
筆者はまたすぐに装備を元に戻した。
一度は置いたゲイボルグに頭を下げ、もう一度しっかりと握り直す。
いくら強くても、燼滅刃だって1つの生物だ。肉薄し続ければ、いつかは倒れるはず。
それだけを心の支えにして、筆者は何度も何度も燼滅刃へと向かった。しかし、どれだけ突いても燼滅刃は倒れない。待てよ。筆者が勝手に自分の中で禁じ手にしているアレを出せば、最強の燼滅刃の生命の糸に刃が届くのではないか?
筆者はある時、そう思った。
ガードレイジ
それが筆者の最終手段だった。
ガードレイジは大きな攻撃を受ければ、一定時間だけ攻撃力が大きく上昇する。しかもそれは自分が行う攻撃の全てに波及する。
もう、これしかない!!!
ガードレイジを新たに積み、尻尾の叩きつけや大回転でマックスの黄色オーラを確実に取る。そして後はひたすらに突く。それでも僅かな操作ミスや判断ミスがあると即、オチに繋がる(オチって漫談じゃないよ?)
やはり、何度も3オチの山を築く。
もうすでに60回以上も彼の前に膝をついた。
だが、それでも諦めない。
アキラ、諦めない。
勝て!!!
絶対に勝て!!!
by ランサー猫
アキラ!!!
アキラめんなよ!!!
by 猫怪人
ちくしょうッ!!!
俺はぁ!!!
アキラくんやぁぁぁ!!!
御堂筋ちゃうけどっ!!!
と、心の中で幾度も折れかける心を無理やり奮い立たせて幾度も幾度も燼滅刃の王へ挑む。もうすでに、チェックメイトなのだ!
あとは、討ち取るだけ!
紙一重の攻防戦。
燼滅刃の尻尾が斬れて地に突き刺さる。
爆炎が火柱を上げる。
1対1。
誇りと、命を懸けた決闘。
これだ…!
これなんだ…!
モンスターハンターという職業は、これなんだ!
対峙する生命と力の象徴である竜に敬意を表し、己が明日を生きる糧のために命を賭して狩る。
一個の、生物同士の生存競争。
何故、闘うのだろうな。
筆者はふと、燼滅刃の王にそうこぼした。
悲しきかな、それに応えるのは哀しいまでに無慈悲な斬尾と鋭牙だけだった。それに対峙、ゲイボルグの切っ先を突きかえすのが、筆者の、彼に対する礼儀であった。
そして、ついに、長い闘いに終止符が打たれる。
超特殊許可 燼滅刃
レンキンランス ソロ
クエストクリア!!!
アキラは……勝ったよ…。
(完全に燃え尽きた…。)
超特殊許可 燼滅刃への道
最近ようやくHRを解放しました、アキラです。
一気に219まで上がりまして、全身の防具合成も可能になったので、以前からやりたかったとある装備に見た目を統一しました!
インゴットXR!
中身はバンギスですけどね。この西洋騎士の鎧とマントにゲイボルグというロマン! これが分からないとは言わせませんぞ!
シンプル イズ ベスト
さて、HRが解放されたら、アレヤコレヤとまたできることや挑めることが増えるのだけれど、筆者がずっと気になっていたのは、これ。
超特殊許可クエスト
二つ名持ちモンスタークエストのレベルG5の先にあるHR100以上のハンターのみが挑戦を許される、特別なクエストだ。その存在は前々から知っていたし、界隈では「ギルクエ140相当のモンスター」と噂されている。筆者は4Gの頃、竜騎槍のため(どんだけ好きやねん。)にレベル140のティガレックス亜種をソロ討伐したのだが、ギルクエ140相当モンスターというパワーワードは筆者に大きな衝撃を与えた。
きっとこの頃からだ。
モンスターとの決闘に、ロマンを見出したのは。正直に言ってしまうと、チームプレイでの連携やドタバタが大好きで仕方ない。でも、時々、一個のモノノフのような実に研ぎ澄まされた静かな心境になって、屈強なモンスターと一対一の決闘をやりたくなるのだ。
最近、何故かその心境になることが多く、筆者はその度にG級燼滅刃へと赴いていた。
事前情報無しで挑んだ燼滅刃1回目はひどかった。燼滅刃自体はMHXの頃にブシドーランスで幾度も倒してきた。どちらかと言えば得意な部類に入るモンスターだ。まぁ、爆炎弾を連発され始めると、動けないランスはこめかみに青筋を浮かべることになるのだけど。
対峙して1分も経たない時に、燼滅刃がG級モーションの、いわゆる溜め斬り(尻尾を立てて爆炎を纏わせ、振り下ろしてくる大技)の構えを取った。初見だったのだが、こちらはジャストガード持ちのブシドーランス。元々バドミントンでスマッシュを返して反射神経を鍛えていた筆者は、返す自信がある。
あらゆるモンスターに対して言えることだが、全てのモンスターの攻撃には、合わせるタイミングがある。それは感覚的な話ではない。もっと理論的な話になってくる。これは持論なので参考にならないかも知れないが、筆者はモンスターの攻撃のタイミングを感覚で取っていない。
ティガレックスの大咆哮は溜めの硬直が解け、相手が動き出した瞬間だけに全神経を注ぎ、捌く。燼滅刃の斬尾大回転は溜め中の音をよく聴く。音が消えたその直後に全神経を注ぐのだ。
だからこの時も、筆者が全神経を注ぐのは燼滅刃が尻尾を振り降ろす、その一瞬だけ。その1秒にも満たない刹那に、モンスターとの攻防のやりとり、楽しさがあるのだ。
ーアキラが力尽きましたー
そんなこと考えてるから
一撃でオチるのだ。
なんと、尻尾の叩きつけ自体はジャストガードで捌いたのだが、続く大爆発を知らずに十字払いを出してしまって一撃でオチてしまった!
つまり尻尾をジャストガードした直後にもう一度ジャストガードをして大爆発を捌かなければならないということか。
男児3日会わざれば刮目して見よ。
ってぇことかい。
MHXの頃から、一段と強くなったな。
結局、筆者、初戦は敗北を喫してしまった。
続く2回目。ようやくジャストガードを上手く合わせられるようになって位置取りも冴えていたのか、こちらのランスのカブリが面白いくらいに燼滅刃へ食い込んでいく。
勝てるぞ!!!
強い勝利への意志のもと、ランスを振るう。
そして…!!!
モンスターを討伐
してしまった!!!
ぎゃあああああああ!?
G1捕獲だったぁぁぁ!
殺っちまっただぁぁぁ!
相変わらずの殺し屋アキラだった。
3度目の挑戦にして、やっとクリア。
ここからG4のクエストまでは順調にクリア。
さて、次だ。
G5の燼滅刃は、溶岩島で燼滅刃→斬竜→燼滅刃を討伐するというトンデモナイクエストだ。しかも依頼書には同時に相手することになるだろう。覚悟して挑んで欲しい。などという主席研究員テメェ眼鏡ぶち割るぞキサマ的な一文がある。(別に主席研究員は何も悪いことしてない。)
早くも脚が震えるが、ここを突破しなければ超特殊許可へは辿り着けない。回り道も抜け道もない一方通行だ。ハハハ、まるで人生のようじゃないか何を言ってるんだ?
とまぁ、言葉を乱すほど取り乱していた。
ここで、筆者の超特殊許可燼滅刃への道実況を見たツイッターのフォロワーさんがG5に対するアドバイスをいくつかくれた。果たしてそれが筆者にできるかどうか怪しいものだが、その手段が選択肢に加えられたのは大きい。
いざっ!
超特殊許可への最後の門!
降り立つと、燼滅刃が一頭だけいる。あとから普通のディノバルドが出てくるのか。過去の教訓から考えて、きっとあの辺に出てくるだろうから、燼滅刃とはエリアの隅っこで戦うのが良さそうだ。
筆者、燼滅刃を半分エリア外の溶岩の中に追い詰めるようにしながら、地道に相手の体力を削っていく。ここまでレベルが上がるとなかなか手強くて、この一頭だけでも十分だ。
善戦し、尻尾も斬った頃…。
デンッ!!!!!!!
いつの間にか現れていたディノバルドに見つかり、乱戦を余儀無くされてしまう。こうなってしまったら、もうどうしようもない。閃光玉で必死の抵抗を試みるも、乱れ飛ぶ精密誘導爆弾のような尻尾の連続攻撃✖️2はどうにも捌き切れない。
悔しくも3オチ。
でも、アレだ。閃光玉で目眩しすれば、ある程度は攻撃できるからアレを使えば…。筆者はアイテムボックスの中をガサゴソと引っ掻き回した。そして、あった!!!
対複数同時討伐における最終兵器
けむり玉!!!
筆者は、けむり玉は使わない主義(効果時間が切れるの忘れてて…要はへたっぴ。)なので、あまり持ったことがないのだが、今回ばかりはコレに頼らないと厳しすぎる。2発食らったらオチる状況下だから、無理!
無理って言葉は嫌いだけど、無理!!!
再戦。
先ほどと同じようにエリアの隅っこで戦う。尻尾も斬って、そろそろかな?って頃合いでモクモクとけむり玉を炊く。ところがまあ、このタイミングは見事に外すのよね。結果、ディノバルドが出てくるまでに2つ無駄投げしてしまった。
でも、その甲斐があってか見事?に分断に成功。あとはこちらのけむり玉のストックが尽きる前に燼滅刃を倒せれば勝機はある!煙を絶やさないように、定期的に投げながら燼滅刃に肉薄していく。
そしてラスト1個を投げて、その効果も切れようとした頃に、ついに1頭目の燼滅刃を撃破することに成功!
まだ1頭目かい…。
そう、信じられないが、後にまだ無傷のG級ディノバルドと燼滅刃がいるのだ。回復薬系も、けむり玉を投げながら戦ったことによるダメージで半分ほどになっている。ここからは本当に、ダメージを受けられない。
全感覚の集中力をマックスにして残る2頭に向かう。ここからは一対一、の、はず、です、よね? 主席研究員さん…?
これで更に燼滅刃が出てこようものなら、筆者はもう3DSを投げるかも知れない。すると約2万という大金がパァになる。筆者の3DSのためにも、ここは堪えて出てこないで欲しいところだ。
最初に倒した燼滅刃の遺骸が消えるのが意外に早く、ゾッとしたけど、2頭目は出てこなかった。
ディノバルドを越え、やたらとデカく強い2頭目の燼滅刃も、残り10分を切って、ようやく討伐することに成功した。
回復は、全て尽きた…。
そして、いよいよ超特殊許可なのだが…。
筆者は10回以上3オチして、マックス35分戦いましたが、ことごとく返り討ちに遭っています。
なんだあいつ、バケモノじゃねぇか…。
35分斬って倒れないって…。
しかもほとんど一撃でオチるって…。
でも、なんか嬉しいなぁ。
いや、悔しいんだよ? ものすっごく。
でもなんだか、モンハン駆け出しの頃に戻ったみたいで。勝てない相手がいるって、すごくワクワクするし、楽しいことなんだよね、筆者にとって。なんでかは分からない。
勝てない。
これだからモンハンは、やめられないんだよね。
でもいつか、必ず倒してみせるぞ。
が、とりあえずは…。
アキラは超特殊許可燼滅刃に
完全敗北しました!!!!!