アキラのMHW日記

チームアキラのドタバタ調査日記!

終点でクロスした2人

大した出来事ではなかったのだけれど、あまりにも面白かったので軽めの記事にして投稿します。


筆者のモンハンをやる楽しみの中に、装備をコーディネートするというものがある。見た目とスキルをなんとか兼ね備えた装備を作るのが好きなのだ。まぁ、今回は防具合成ができるようになったので、前向きに捉えれば見た目とスキルポイントに四苦八苦しないでよくなったのだが、頑張ってそれらを考える楽しみと、出来上がったときの喜びが半減するのは、それはそれで悲しくも思う。

そんな複雑な心境に駆られながらも、筆者は新しい装備を作ろうとしていたのですな。筆者がその時、目を付けていたのがガムートX装備。ガムートの素材感と、いかにも寒冷地方のハンターが着ている感が満載なので、気になっていたんだよね。で、今のところ着ている人を見たことがないので。

さてさて、スキルはどんなもんだ?

北風の狩人
破壊王
痛恨会心



痛恨会心!!!???
これはどうも、マイナス会心を一定の確率で強力な会心攻撃にできる、というもの。ともなれば、あのボウガンが使える!!!

筆者の言う、あのボウガンとは【しゃがみ射ち】に特化した決闘用の一丁です。名を【バズディアーカ】といいます。そう、ディアブロスのヘビィ―ボウガンです。このボウガンに会心マイナス20%がある。これだ! もうディアブロスのボウガンというだけで使いたかったのだけれど、いかんせん取り回しにくい。弾道のブレは左に大きく、リロードは遅く、そして会心率はマイナス20%。射てる弾もメイン攻撃弾である通常弾と貫通弾があまり多く装填できない。まさに【リスクを背負って、しゃがみ射ちの瞬間的な火力に全てを賭ける、最高にオトコマエなボウガン】なのだ!

 

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肝心のしゃがみ射ち対応の弾は貫通弾レベル1、2だ。こいつを、ボルテージショットしたくなったんですよね。と、いうわけで、バズディアーカはすでに持っているのでガムートの防具だけ作ってしまおう。なになに?


おや、脚だけ作れないようだ。







不足素材

ファンゴの厚毛皮×8




デターーーーーーー!!!
普段全く気にしてないけど、ふとある時に要求されたら間違いなく足りてない素材―――! しかも8ってなかなかの数だな。

「なーんでそんなもん要るの?」

と、50センチほど前で別々にモンハンをやっているやっちゃんが言う。要るもんは要るんですよぉぉぉ! 仕方ない。ここはサブターゲットで手早くファンゴを狩って帰還し、その報酬と剥ぎ取りでまかなうことにしよう。えーっと、ファンゴファンゴ…。


ないッ!!!!!


ファンゴがサブターゲットのクエストがない。ななななならば仕方ない。せめてファンゴが多く出そうなツアーに行こう。筆者、どこでファンゴと出逢ったか覚えてないのよね。感覚的には渓流や森と丘なんかでよくエンカウントしたような。ええっと、依頼書の主なモンスターで確認してみよう。せっかく【ネコの解体術 大】も発動したことだし、無駄にはしたくないのでね。ええっと、ファンゴファンゴ…。






ないッ!!!!!!!!

なんでやねんコラァ!!!

たかだかファンゴでなんでこんなに「ムツツツツツッ!!!!!」ってならなきゃならないのさ。精神衛生上よくないわ。仕方ない。一番それっぽい渓流に行ってみるか。

ドタドタとバズディアーカを担いで渓流に赴く。ファンゴはマップで言うと左端の洞窟付近に2頭だけいた。倒した後も何回かは地面から生えてくるので、倒して剥ぎ取って、生えてくるのを待つというのを繰り返すことに。

ところがまぁ、剥ぎ取れるのは生肉や骨ばかり。挙句の果てに【ファンゴの上毛皮】なんていう、ちょっとお前ええ加減にせぇや的な上位素材まで出始める始末。結局、この回は生肉2、上毛皮4、骨2、厚毛皮2という惨状。こんなに出にくいものなのか?


「ファンゴって、どこおるん?」

なにやら、やっちゃんもファンゴに会いたいらしい。渓流にいることを教えて、そこからは目の前にお互いがいるにも関わらず、黙々とファンゴ狩り。そしてようやく目標の枚数に到達した。さぁ、作るぞ作るぞ。頭はやはりゴツイので、防具合成で見た目を選ぼう。今回の感じだと【異形】か【EXジンオウ】が良さそうだ。【キリン】でもいいかなと思ったが、髪の色が真っ白すぎて浮いてしまうような気がしたので、上の二つに絞った。

筆者はEXジンオウを選択。
はい、できた!


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これに装飾品やら護石をちょめちょめして更に弾丸の最大数生産と反動軽減+1を発動。反動軽減は貫通2をボルテージショットをする時に必要だからね。反動を一段階軽減しないと連発できないのです。そして最大数生産は、貫通弾2を調合した時に必ず3発ずつ入手するために。あっと言う間に貫通弾1、2を合計120発射ち尽くしちゃうからね。なるべくたくさん作れるようにしないと、もたないのです。


「よし、できた!」

同じくらいのタイミングでやっちゃんも何かを作った模様。新しい装備を作ったら、やはりその使い心地を試したくなるのは当然のこと。筆者とやっちゃんはそれぞれ出来立てほやほやの装備を着て集会所で会した。



「!?!?!?!?!?」

互いの姿を見合って、筆者とやっちゃんは驚愕した。



これを見てみろよッ!!!


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なんと、全く同じ装備!
頭だけ違うのだが、なんとやっちゃんは筆者がジンオウとどちらにするか悩んだ【異形】を選択しているではないか。訊けばやっちゃんもEXジンオウか異形かで悩んだそう。しかもキリンは白くて髪の色が変えられないから却下という、筆者とまったく同じ思考のもとに見た目を選択していた。これはもう笑うしかない。なにこの友達と遊ぶ約束して会ったら同じような服を着てきてしまったー、みたいなの。

目の前にいたのに、それぞれ同じ防具を作成していたらしいのだ。しかも同じくファンゴの厚毛皮が足りていないというシンクロっぷり。


と、いう、これだけを書くためにこの日記を投稿しました。
でも文字数を見てみたら2000文字。
普段の日記と変わらないね。軽くのつもりがけっこう書いてしまった。それにしても、相変わらずの、のんびり通常運転です。狩りの内容を書くのも勿論、楽しいのだけれど、たまにはこういうのほほんとしたのも書きたいね。そういうちょっとした日常風景を楽しめるのも、モンスターハンターのいいところ。



今作も、なるべく長く遊びたいものです。

護石を求めて破壊王は今日もピッケルを折る

モンスターハンターって、つくづくプレイしている人の特性が出ますよね。それを目の前で感じてきました、アキラです。


この【その人の特性】というのは例えば、我が盟友のランサー猫ならガッチリガードを固めて堅実にモンスターを追い詰める戦い方であるとか、StefanさんやLYNXさんなどの非常に気を遣う方だったら、味方を攻撃に巻き込まないような立ち回りをするとか、マリ姉ならば勝てるか否かのギリギリの装備で日夜ストイックな狩りをするとか、変態アキラだったら狩りの最中も常にまだ見ぬドロワーズのことを思いながらってそれは関係ねぇ!!!

はい、つらつらと長々書きましたが、今から書く【ゲームに反映されるその人の特性】というのは、プレイスタイルのことではないのです。つまりここまで書いたことは全くの無意味であったということです。みなさんはその駄文を読まされた、というワケですねぇ。


絶望に瀕するがいい。

苦情陳情は一切受け付けないので、今度出会い頭に筆者の鼻の穴にでもクーラードリンクを流し込んでください。スース―するでしょうねぇ。



さてさて、キーボードをひっ叩く指もあったまってきたところで、本題に入ることにしましょう。さきほどから言っている【その人の特性】というのは半ば都市伝説や迷信といった根拠のないものです。やたらとレア素材を引いてはチーム全員から「ギルドの回し者か!?」と詰め寄られ「ぜよぉ…。」と苦虫を噛み潰したような顔をするStefanさんとか、そういう根も葉もない類のお話です。

前のMHX日記でも何度か書いておりますが、破壊王ことケンシロウ。今作では、けんさんのことなのです。こやつの今回のリンクス…じゃなくてジンクスといいますか、迷信染みた特性というのは【やたらとピッケルを折る。】ということです。こやつはジョーの尻尾を一人で3分とかそこらで斬ってしまうほどの破壊王なのですが、ピッケルの破壊具合も王冠クラス。一緒にモンハンをやろうものなら1クエストで必ず2回は「またピッケル折れた!」と叫ぶのである。

 

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訊けば2日前に50本はストックがあったピッケルグレートが今や18本に。けんさんはそんなそんな長いことゲームをやらないので、やはりプレイ時間の割に減りが早い。1回クエストに行くと平均して2本は折るらしいのだ。で、そこに更に特性が追加されました。【護石錬金や採掘でマトモな護石が出ない。】というもの。おいおい、ホンマかいな。と、やっちゃんも呼んで三人で検証会をやることになった。まずはいつもの通り、けんさんが採掘を行う。けんさんのDSからカンカンと小気味良い音が聞こえる。


カンッ!

カンッ!

「折れた!!!」

カンッ!

「折れた!!!」

カンッ!

カンッ!

カンッ!

「折れた!!!」





ちょっと待てや。

「おめ、折りすぎだろ!!!」
「知らんわ!」
「どうなっとんこれ!」
「こっちが訊きたいわ!」



結局、採掘ポイントを4つ掘っただけでピッケルグレートが3本も折れてしまったではないか。これはどうも折りすぎのような気がする。ゲームの世界でまで筋肉を持て余してしまっているらしい。そして、村に帰還してマカフシギ錬金の護石を受け取る。これもまたまたロクな護石が出ない。昔のシステムと同じならば、けんさんはもしかするとダメなお守りのテーブルにいるかもしれない。一度コンテニューし直すことに。

仕切り直して、今度はけんさんのキャラクターをやっちゃんが操作する。しかも今回はボロピッケルでの挑戦だ。またまたカンカンと採掘の音。


カンカンカンカンカンカンカン。







「なんで折れへんのッ!」

けんさん、憤慨!
やっちゃんはけんさんのキャラクターを使い、ボロピッケルで2カ所採掘1本折れるという戦績。ここでけんさんにバトンタッチ。すると、どういうことだろうか。けんさんがピッケルを振り始めるやいなやポキポキと折れて2カ所採掘4本折れるという戦績に。これにより、けんさんがピッケルに関してはポンコツであることが証明されてしまったのである。

「けんさんのピッケルグレート、

    メッキなんちゃう?」


「パチモン買わされてるな。」

 

ドスマッカォおる!

    ストレス解消じゃあぁぁぁ!」


とまぁ、ひどいひどい。
さすが(ピッケル破壊王である。



そして相変わらず護石も良いものが出ない。

「それ、その辺で拾ってきた

   やつちゃうん?」


「そうか!

   そうやってゴミみたいなの

   渡して、ホンマにいいやつで

   私腹を肥やしとんやで、

   この錬金小僧!」


と、言いたい放題な筆者とやっちゃん。
今日もけんさんは良い護石を求めてはピッケルを折って「折れた! なんでやねん!」と、憤慨しているのである。

 

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二つ名狩りG VS青電主

寝る前に行くクエストじゃねぇ!

ってクエスト、白疾風Gをなんとかやった。という記事を書いたわけだが、なんとこれには続きがある。白疾風を乗り越えた時点で深夜4時を回っているにも関わらず、このオロカなオトコ二人「次はなにに行こう?」と言い出した。

 

ついさっきまで「これ終わったら寝よう。」と言っていた筆者達はきっともう寝たんだ。きっとそうなのだ。なので、こうやって今から眠気限界にも関わらずアドレナリンMAXで興奮冷めやらず青電主なんて行こうとしている馬鹿二人組はアキラ(仮)ランサー猫(仮)なのだ。


って、青電主!?

なんかネットで「青電主考えたやつ出てこい(怒)」とか「あいつはマジぱねぇ…。」って言われている、あの青電主ですか!?

 

おろろろろろろ。これはこれは。

ままままままま、まぁね。
今作は「小型モンスターうざすぎ。マジクソゲ―。」とか「モンスターの動きと攻撃力マジ意味不明。マジクソゲー。」とか言う程度の低いコメンテーターが実に多い。だから、。きっと、。青電主も、。そんなに、。そんなそんな大したもんじゃ、。ないかも、。知れない、。と、中学校で習った文節の区切りか何かの勉強のような文章になってしまうほど(意味不明)筆者は取り乱したワケです。



さぁさぁ、武器だが前回と変わらず筆者はストライカーの老山龍砲。ランサー猫もギルドランスだ。場所は森と丘。実に良い舞台設定だ。

ライゼクスはいつも4番にいる。巣の上のエリアですな。そこに二人揃ってバタバタと駆けこんで行く。そして、いたぞいたぞ青電s…。



デケェ!!!!!!

普通のライゼクスの一回りは確実にデカい!
うすうす思っていたのだが、今作のモンスターは全体的に2nd近辺の大きさに近くはないだろうか。昨今のモンスターはかなり小さくなってしまっていて、あのティガレックスですら、荒鉤爪になってようやく「これが普通のティガだよなぁ。」と仲間内でぼやいていたので、筆者としてはデカいモンスターは嬉しいのです。


って、そんな余裕ぶっこいてる場合じゃねぇずら!
こいつ、金雷公と同じではじめっから帯電してる! でも、帯電部位の色は緑。青ではない。ということはやはりここから更にバッチバチやるのか。ほらほらほらほら、さっそく頭が青くなりましたよっと。




ズバァアアン!!!




!?!?!?!?!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!??!?!?!??!?!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?!??!?!????!??!?!?!?!?!!??!!?!?!?!??!?!??!?!??!?!?!??!?!?!?!??!?!??!!??!?!?!?!?!?



アキラが力尽きました。




嘘でしょぉぉぉぉぉ!?


なんと青電主の青い電気を纏った頭の一振りが巨大な剣となって、はるか彼方にいた筆者を直撃した。その一撃で筆者はキャンプ行きに。筆者、あまりの衝撃に

 

「アヴァア!!!」

 

とか何とか言ってソファーに轟沈。

 

 

こいつ、あかん。
残虐性十分な荒々しい攻撃に磨きがかかって、もみくちゃにされること数知れず。挙句の果てに一番驚愕だったのが、磁場の力を利用してハンターを引き寄せる電気玉だ。吸い寄せられた先にある、その電気玉にはもちろんダメージ判定があるし、それから逃げようとしていたら空から青電主が襲い掛かって来るというダブルバインド

わかりやすく喩えるなら「お前なんか面白いことやれ。」と言われていざ何かやると「くっそつまんねぇわ。」と言われ、かと言ってやらないと「お前ないわ。ホンマ、ノリ悪いな。」と吐き捨てられる。そんな感じだ。どっちにしても暗い未来なのだ。ほんまマジ許さへんからな、そういうの。(筆者の過去については触れないでください。)←笑うところですよ!

さてさて。
先の白疾風とは違い、少々照準が合わせ辛いので手数も微妙に減る。筆者が無遠慮に撃ちまくれるのは、やつが尻尾を地面に突き刺して、広範囲に電撃をばら撒いているときに限られた。その点、向こうの攻撃範囲外からクリティカルを出せる射法というスキルに感謝である。

だが、善戦虚しく3オチ。

もう間もなく5時。
世界はすでにまどろみから覚めつつある。だが、こう圧倒的にやられると逆に燃えてくるのがどうしようもないハンター精神というものだ。筆者とランサー猫もまさにその類のハンターなので、眠気なんか一気に吹っ飛び、いざ再戦!


とにかく、エネルギーブレイドもどきは食らわないように!
と、これだけを念頭に置いて帯電した部位を重点的に撃つ。スーパーノヴァとスクリュースラストも要所でキメて、ときどき痛手を負いながらも青電主に肉薄していく。筆者はまぁ滞空状態からの攻撃をどうにも避けきれず、よく被弾しました。


ひーこら言いながら、やっと青電主が脚を引きずってエリア10へ。森の中の大きなエリアである。すぐさま罠を張って捕獲に成功。

 

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ランサー猫がやたら輝いている。

 

白疾風といい青電主といい、筆者のポーチの中はほとんど空ですよ。でもこの、アイテムもフルで使い切って何とか狩れたっていうのは嫌いじゃない、むしろ好きなので、久しぶりにアツい戦いができました。まだG級に片足突っ込んだくらいですが、今作は非常に楽しめそうです。

え?


G級獰猛化イビルジョー
G級古龍御三家?


ししししし、知らんなぁ。
そんな方々は…。

なお、青電主G2は【1オチでクエスト失敗】という昔の訓練所仕様となっております。いまから楽しみだなぁ(がくがくぶるぶる)

二つ名狩りG VS白疾風

一年の中でも一番の繁忙期に突入し始めました、アキラです。
なかなか日記に手が回りませんで、何も無い日に一気に書き溜めて、数日に分けて今まであったことを投稿していくという形になりそうです。ちょっと去年とスタイルは変わりますが(狩猟スタイルじゃないよ?)これからもよろしくお願いします。

ではでは、まずは一つ。
これから上記のように数回に分けて投稿しますが、時系列は前後しますので、それはご容赦ください。今回記事にするのは白疾風についてである。


その日は一月に一回か二回程度ある、我が盟友ランサー猫が豊岡からやって来る日だった。筆者達は、ヴィンテージウヴァ、カドマンズフレグランス、セイロン、アフリカンジョイ、アシヤプラウドなどの紅茶と茶菓子をオトモに談笑し、ある程度、話に華を咲かせたところで相変わらず狩りに行くこととなった。そして、幾ばくかの狩りを終え「もうそろそろ寝ようか。」という頃合いに。でも、筆者分かってるんだからね。こういう「これ行ったら寝よう。」って言って貼るクエストは何故か「寝る前に行くクエストじゃねぇ!」というものばかりで見事に惨敗し「おんどれちくしょう!」と火が点き、最終的に寝ようと言ってから一時間近くは経ってしまう、のだ!

ここで選択された「寝る前に行くクエストじゃねぇ!」クエストG1白疾風。


ランサー猫がランス(ギルド)筆者がヘビィ―ボウガン(ストライカー)だ。

 

筆者は以前にもStefanさんや、やっちゃんと共に行ったことがあるのだが、あやつはかなりの強敵だ。Xの頃は回避性能を身に着けたハンマーや、ブシドーランスでひゃんひゃん言わせてやったものだが、今作はどうも一筋縄ではいかない。むしろStefanさんと同じくトラウマモンスターになりつつある。


思いっきりしかめ面をしながら、筆者とランサー猫は白疾風が待つ密林へ。
バタバタと足並み揃えて走っていく。木々が生い茂っており、視界が悪いのは継承されていて、森林地帯で狩りを行っている臨場感は健在である。

白疾風の戦い方の特徴はとにかくぴょんぴょんと跳び回り、中距離を維持するというものだ。ハンターの攻撃の範囲外から棘を飛ばし、瞬発的な飛び掛かり攻撃を行って来る。G級白疾風はこの動きに更に磨きがかかり、牽制でハンターの側面に跳ぶのと同時に追尾性のある棘を打ち上げてくる。前門の白疾風、後門の棘である。筆者は回避性能2の絶対回避2種を積んだ絶対攻撃避けるマン老山龍砲であったから、この攻撃に関しては事なきを得ている。だが、ランサー猫はどうであろうか。

見れば彼は自分の四方八方を跳び回る白疾風を相手に、見事な盾捌きを披露している。さきほど書いた前から白疾風、後ろから棘の攻撃も瞬間的に方向を切り替えて防ぎ切っていた。ガードランサーの面目躍如といったところであろうか。そうやって、なかなか攻め落とせない城砦を攻めあぐねている、その隙を突いて筆者が射法でクリティカル距離を上げた弾丸を撃ちまくる。この戦法は見事にはまった。遠くから撃つと、狙われにくくなるからね。

前衛の剣士の皆さんには申し訳ないけれど、剣士が引きつけて、ガンナーが撃つという骨にまで染み付いたこの戦法を、筆者は執っていたのだ。まぁ、ガンナーの方にモンスターが走って行っちゃうと、当然ながら剣士の皆さんは追い掛けなければならないので、これはこれで理に適っているとは思う。それを卑怯と言うならば筆者は【ガンナーは卑怯だ】と言われている気分になるわけですが…。

 

筆者のガンナーに対するあれこれも、今度書こうかと思います。


話が逸れた。

そんなこんなで、ココット村が出自である古株の筆者達(筆者はMHG、ランサー猫はMHPから。)は、その当時に強大なモンスターに対して執っていた戦法を、この時、示し合わずに自然と執っていたのだ。しかもそれぞれが、モンハンをやり始めの頃、一番最初に手に持っていた武器で、である。



こんなにアツい

展開があるかッ!?


いや、あんまり

無いッ!!!


怖いやつには自分が一番信頼している装備、馴染んだ武器で行くというのは、これまた骨まで滲み込んだくせのようなものだろう。


ランサー猫
「おれは勝つ戦いより、

    負けない戦いッ!!!
    が、手が出ない!

    ランス届かない! 任せた!」


その言葉通り、ランサー猫の城砦は白疾風の怒涛の攻撃をものともせずに、あらゆる攻撃をさばいていく。こうなれば筆者の役目は、撃ちまくって怯ませたり転倒させたりして、攻撃のチャンスを広げる、になる。ある時、白疾風が転倒した!



ランサー猫
「穿て!

   スクリュースラスト!」

アキラ
「ありがたく

    頂戴しやがれ!」



ランサー猫、渾身のスクリュースラストと筆者のスーパーノヴァ同時に炸裂!

「オッシャアアア!

                    いけるぞ!」

筆者達は深夜4時の静寂の中、叫んだ。
しかしまぁ、さすがはG白疾風である。そうやすやすとは抜かせてはくれない。

バシュ!

という音と共に白疾風がジャンプ。

追尾性の棘だ。

「あ。」

と言った瞬間に、その棘は筆者を直撃。地面の影になっている箇所の黒い色に掻き消されて棘の影が視えずに当たってしまったのだ。その起き上がりを目掛けて白疾風が追撃。筆者、逃げ惑い、やつの注意がランサー猫に向いたな、と思ったところで回復薬を飲む。だが、ナルガクルガ必殺の真空波付き尻尾ビターンを方向修正付きでビターン!



「のぎゃあああ

              ああああ!!!」

筆者、1オチ。
それからしばらくしてランサー猫も執拗な連続攻撃を受けて気絶状態となり、2オチ目を計上。もう後がない。これからはより慎重に当初の作戦を展開していく。
そしてついに、足を引きずる白疾風!

だが、落ち着け。
帰巣して、眠りに就くまで待って、罠を仕掛けよう。やつが暴れ回る中で強引に罠を張り、事故オチしてしまうのが今のこの状況、一番怖い。筆者達は深夜の小泥棒よろしく、息を潜めてこそこそと寝静まった白疾風の元へ。

そして、やっとこさ、捕獲に成功した。

 

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20分近い、激闘であった。


……やっぱり、寝る前にやるクエストじゃねぇ!

 

 

でも、なんか久しぶりにアツい戦いができて、筆者もランサー猫も大満足でした。

破壊王の空振り

ファーストフラッシュダージリンが思ったよりも安く手に入りそうで、今日はやたらとご機嫌なアキラでございます。

紅茶を好んで飲まない方にとっては「なんのこっちゃ?」なお話なのですが、このファーストフラッシュダージリンは筆者が現世にサヨナラグッバイするまでに一度は飲んでみたかった紅茶なのです。

 

一応、説明しておきますとこれは、3月~4月の間に摘まれたダージリンの新芽の紅茶だけがこの名前で呼ばれます。もちろん【新芽のみ】なので全て手摘み。生産量が少ないので他の紅茶に比べてお高めです。品質の高い紅茶専門店から直接、仕入れのですが、お値段はなんと他の茶葉の二倍近く。

ですが、やはり至福の一杯とその時間は何物にも代えがたい宝物。多忙な日々の中に、紅茶とその時間、そして喫しながらお喋りを楽しむ余裕を設けるというのは大切なことだと、筆者は考えています。

 

そのための投資なら、喜んでしますよ!


さてさて、その紅茶にも負けず劣らず、筆者が楽しむモンハンについての記事に移っていきますかね。先日の狩猟物語、意外にも☆がたくさんもらえて素直に嬉しかったので、これから思い付くたびにちょこちょこ書いていこうかなと思います。

そして早くも、この日記のアクセスがXX発売と同時にうなぎ登り。Xの頃の最高記録、一日800件には遠く及びませんが、大台100件を連日突破しております。ご愛読、感謝です。これからも仕事の休憩時間にでもクスッと笑える記事を書いていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。



で、ですな。
筆者はこの前まで「チャージショット楽しいぃぃぃ! うっひょひょ~い!」と、喜んでライトボウガンを担いで狩りに赴いていたのですが、最近はアルバレスをどっしりと構えてボルテージショットで通常弾2をマシンガンのように連射しています。予測されていた通りの変わり身の早さ。我ながら呆れる。

立ち回りは相変わらず、モンスターの脚をぶち抜いて転倒させるという火力サポートとも言うべき戦法です。転倒したところに火力の高い近接武器を背負った仲間が安全に確実に痛烈な一撃を叩きこむというタクティクス。遊撃大好きは相変わらずですな。この立ち回りはMHPのパーティープレイから変えておりません。


昨日は藻蟹さんが部屋を建てると同時に入室。
なんと老山龍を携えていた!
この老山龍砲はモンスターハンターシリーズにおいて最強クラスの火力を誇る名砲である。攻撃力は他のどんな武器の追随も許さない。その分、取り回しは難しく、玄人向けで決闘のための一丁という感じ。だが、使いこなせればシンプルに素直に使い手に応えてくれる一丁でもあります。

外見は、いかにもヘビィーボウガンという感じのずっしりとしたフォルム。でもスマートなので、背負っていて、構えていてとても絵になります。パワーバレルなんて着けた日にはあなた! 葉巻を噛みながらズダショオォォォォンッ!!! ですよ!(意味不明)

取り乱しましたが、とにかく、藻蟹さんがそんな筆者が垂涎(すいえん)するような一丁を担いで現れたのですな。


そして恒例になりつつあるリオレイアの天鱗を狙って、藻蟹さん、けんさんと共にクエストへ。ところで、射突型裂孔弾という狩技があるのです。新しくヘビィ―ボウガンに追加されたものなのですが、これが切断属性で、尻尾を斬ることが可能なのです。それをまぁ尻尾に撃って斬ってやろう、と。しかし外すこと甚だしい。ある時なんて、藻蟹さんのオトモちゃんがシビレ罠を張って、それに引っ掛かったリオレイア相手ですら外しましたからねッ!


全然当てられないんだけど!!!
4回撃って3回外したよ!!!


と、藻蟹さんに報告したら笑われました。で、藻蟹さんは寝ているリオレイアの尻尾を射突型裂孔弾できっちり斬るという。で、その報酬画面。

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筆者に記念すべき天鱗第一号がッ!
しかも背中破壊のサブ報酬!

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藻蟹さん、ご乱心であった。
まだまだ天鱗マラソンは続く。

ところで、金雷公に行っていたある時、こんなことがあった。筆者もう笑って笑って(笑)

けんさんがチャージアックスの狩技、オーバーリミットを発動。ビンが10本になり、エネルギーブレイドと属性開放斬りのごっついやつ(名前忘れた)の威力が限界MAXになった。そして丁度、筆者の撃った弾丸が金雷公の脚を直撃し、転倒!

今がチャンスだ!

 

けんさん、このチャンスを見逃さずにさっそくエネルギーブレイドを発動! 金色に光輝く巨大な刃が展開され、それを尻尾目掛けて全力でふ……


ズバァンッ!!!!!




!?!?!?



なんと、エネルギーブレイドが直撃する前に、ランスで突進した藻蟹さんが尻尾をカット! だが、発動されてしまったエネルギーブレイドと青春の恋は止められない。

 

黄金の刃はそのまま

虚しく空を……



バビョ~~~~ン



なんと藻蟹さんを直撃!
筆者はスコープ越しにその光景を見ていたのだが、腹を抱えて笑ってしまった(笑)
それを音にするとこんな感じである。


バァン!
ズバン!
ワォン!
ゴロゴロ!
ガシャン!
キュゥゥゥィィィ…!
ズバン!
えええええええええ!?
バヒョ~~~~~ン。
わ~~~~~。



いや~、面白かったwww

しかしまぁ物欲センサーとはよく言ったもので、藻蟹さんにはなかなか天鱗が出ない。けんさんなんか昨日ちょっとレイア行っただけでちゃっかり二枚もゲットしてるんだからもう。なんだかんだ、藻蟹さんも一枚ゲット。でも藻蟹さん、天鱗は何枚あっても足りないらしく、また取りに行くことになりそうです。レイアは武器の練習にはもってこいなので、いくらでもお手伝いしますよ!

最後の方はランサー猫と狩っていたんだけど、いかんせん筆者が眠くて眠くて、視界が途中でブラックアウトして、次の瞬間には目の前にいたはずのリオレイアが消えている、という怪奇現象(一瞬の寝オチ)に見舞われて狩りにならなかった。そんなんだから無駄に攻撃を食らいまくり、ランサー猫に頼りっぱなしになったという。

それでもまぁ、こうやって寝オチ寸前になるまで笑いながらゲームを楽しめる仲間がいるというのは、幸せなことだなぁと、もう閉まりかけのまぶたを擦りながらぼんやりと考えておりました。


そうそう、それで思い出した。
やっちゃんが「龍yan、油断ちゃん、リンカク、2等兵さん、にゃんさん、ゆうき君、リョウさん、ネジさん、アイリスさん、また来てね~!」って言ってました。

また気軽に遊びに来てくださいね!
ではでは、また!

決めろ!

炎のドロワーズ!!!

狩猟物語〜名砲と呼ばれる男〜

※注意
この物語は、モンスターハンターの二次創作です。


独自設定、独自解釈、世界観に合わない表現などが含まれている可能性があります。それらの点に関して大丈夫だ、問題ない。という方のみご閲覧ください。そういうのはちょっと、という方は「逃げろ!勝てるわけがない!」

ではでは、どうぞごゆっくりお楽しみください。





狩猟物語 ~名砲と呼ばれる男~




古い話をしようと思う。
これはまだ、ボウガンという武器がハンターたちの間で普及していなかった時代の、古い古い話だ。そして、この俺がまだ猟犬と呼ばれていた頃の話だ。

俺は生来、どうにも臆病な性質(たち)だった。我ながら、よくもまぁハンターなんていう死と隣り合わせの職業を志したものだと思うよ。俺の両親は、行商で各地を渡り歩くなかなかに名の通った商売人だった。その隊商に混じって、俺はよくあちこちへ連れていってもらったものさ。ゆくゆくは親の後を継ぎ、俺も商人になるのを夢見ていた。
知らない土地、知らない人間、知らない名産物や物品に出逢うのは、どれだけ胸が躍るだろうか。そんな夢想を抱きながら、その日も俺は両親の率いる隊商と共に砂漠を横断していた。身を焦がすような強い陽射し、蜃気楼のように揺らめく遥か彼方のオアシス、荷馬車を引くアプトノスが焼けた砂を踏む音、車輪の軋み、今でもよく覚えている。
砂漠には、小型の肉食竜であるゲネポスや魚竜種のガレオスが生息している。そういうやつらへの備えとして、隊商には傭兵が数人付き添っていた。彼らがクーラードリンクを飲みながら周囲を警戒していた姿は、少しばかり怖かった。
当時、危険なモンスターの姿はその砂漠には確認されておらず、比較的安全な旅だった。ゲネポス程度のモンスターならば傭兵たちでも対処できるし、ガレオスには音爆弾が有効だ。いまのところ脅威となるのは、こいつらだけだった。
俺は荷馬車に揺られながら、つばの大きな帽子の影から目を覗かせ、雄大な砂漠の景色を見渡していた。自慢じゃないが、俺は目が良かった。どれほど遠くのものでも識別できたし、それがどういう動きをしているのかも分かった。
ぼんやりと周囲を見回していたとき、黄色い砂漠の大地に、一瞬だけ黒い岩が視えたような気がした。もちろん、気のせいだと思ったよ。なんせほんの一瞬だ。それも、双眼鏡を使わなければ視えないほど遠く、しかも砂塵で遠方は霞んでいた。
俺はごろんと荷馬車に寝転がった。頭のすぐ近くでは、タルが細かな固い音を鳴らしていた。車輪が転がるわずかな振動が、俺の身体を揺らした。
だが、その振動とタルの音が途中から、徐々に大きくなり始めた。その異変に気付いたときには、俺の身体は宙に浮き、視界に映り込んでいた蒼空は傾いて、いつの間にか自分の下になってしまった砂漠の黄色い地面が侵蝕し、そのまま吸い寄せられるように俺は大地に真っ逆さま。そして俺は、激突と同時に、気を失った。

目が覚めたとき、俺は全てを失っていた。家族も、財産も、全て。聞いた話では、隊商は突如として現れた黒いディアブロスに襲われて全滅したそうだ。繁殖期のメスのディアブロスのみが変色し、その個体は通常種よりも凶暴性を増す。運の悪いことに、繁殖のために移動してきた黒いディアブロスと俺たちの隊商がかち合ってしまったらしい。
俺は幸いにも打ち上げられた荷車の下敷きになり、奴の目からも、強い太陽の光からも覆い隠されて、一命を取りとめた。
俺は、誓った。俺から全てを奪い去ったディアブロスと、もう一度、対峙する。その時、俺はハンターとなることを決めた。もちろんハンターはハンターズギルドに属し、その管轄の下で狩猟を行わなければならない。黒いディアブロスの狩猟を任されるようなハンターになるまでは、怨敵の前に立つことすら叶わない。
臆病な俺にとって、立ちはだかる試練は相当に厳しいものだった。得物一振り引っ提げて、モンスターどもに肉薄するのは、相当の勇気と気力を要した。俺には、ランポスを討伐するのが精いっぱいだった。そこで、俺は考えた。俺は目が良い。ならば、モンスターどもが相手でも十分に通用する銃火器を開発すればいいのだ。
俺は研究を始めた。良質な鉱石を掘り、逆火を防ぐのに必要なモンスターの素材を集め、火薬と弾丸を作った。そしてついに、俺だけの一丁が組み上がった。俺はすぐにギルドで名を上げ始めた。モンスターが肉薄する仲間たちに気を取られている隙を突いて、弾丸を射ち込むという戦術は安全性が高く、画期的だった。何度か、砲の作成方法を訊かれたこともあったが、俺は断じて教えようとはしなかった。全ては、あの黒いディアブロスの狩猟依頼が、当時唯一のガンナーであった、俺に回って来るように。
俺の全ては、あの黒いディアブロスの狩猟のためだけに捧げていた。そのために俺は、極めて難度の高い依頼ばかりを選ぶようになっていった。ギルドに「あのボウガンを使うハンターに任せた依頼は、どれだけ困難でも必ず達成される。」と、認識させるために。

ある時、ともにクエストへ赴いた仲間が、仲間をかばって、死んだ。相手は、天空の王者リオレウスだった。彼は骨の一本も残さずに、この世から灰となって消えた。火の国を襲っていた凶暴な個体だった。ギルドでも火の国でも、彼は人々を救うために、命と力の象徴でもある飛竜に挑み、散った、英雄であると、讃えられた。
俺は、なんとも言えなかった。死んではいけない。死んで英雄になったとして、それが何になるのか。死ねば自分の全てが終わる。死を、讃えることなど、その時の俺にはできなかった。目的の死、それ以外の死とは、俺にとっては、ただの負けだった。

仲間が目の前で世界から跡形も無く消え去った光景は、俺の心に深い傷となって残った。それから俺は、誰かと共に狩猟へ赴くことをやめた。
ただただ、的確に相手の急所目掛けて必殺の弾丸を射込み、どんなモンスターでも片っ端からただ一人で仕留めた。そんな俺を、人はいつしか【猟犬】と呼ぶようになった。そこには、多少の蔑みも入っていただろう。誰とも会話をせず、ただ一人で猟犬のように狩りだけを行う俺を、みな気味悪がっていたから。

やがて、その時が来た。
俺が全てを失った砂漠に黒いディアブロスが現れ、近隣の集落に多大な被害が出始めたのだ。砂漠の村の長から、ギルドを通じて正式な依頼が発行された。俺はすぐ名乗りを上げたが、ギルドは承認しなかった。あまりにもディアブロスの凶暴性が高いため、討伐隊を編成することに決まったという。そのメンバーに、俺も指名された。俺はしぶしぶ、了解した。
討伐隊のメンバーは俺を含め四人。ランスを使う学者兼ハンターの隊長、片手剣を使うココット村出身のハンター、そして大剣を使う俺と同じくらいの歳の若いハンター、この三人と、狩猟を共にすることとなった。形はどうあれ、あの時のあの場所で、黒いディアブロスと対峙できる。そのことに俺の身体は打ち震えていた。

ハンターとは、生きるために狩猟をする。
俺を除く他の三人もそうだ。だが、俺は少しばかり違っていた。

俺は、死ぬために、黒いディアブロスの狩猟に臨んでいた。
気が違っていると言われるかもしれない。だが、復讐を果たし、怨敵を失ってしまえば、俺は何のために生きるのか分からなくなってしまう。そんな漠然とした恐怖があって、俺はやつにハンターとしてではなく、一匹のオスとして殺されることを望んでいた。それが俺の、目的の死、だった。俺が死んだ後のことなど、俺は死んでしまっているのだから知ったことではない。何故なら俺は、何も持っていないのだから。

 

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狩猟は困難を極めた。
ディアブロス。悪魔の名を冠する砂漠の暴君。その凶暴性を増した亜種は、これまで命のやり取りをしたどんなモンスターよりも強大だった。その巨体からは想像もできない速度で暴れ回り、遠くでも耳をつんざく雄叫びは根源的な恐怖を呼び覚ます。やつが天に向かって吠える雄姿は、凶悪ながらも美しかった。
砂色一色の砂漠の中で、ひときわ目立つ黒い甲殻。爛々と輝く紫水晶の瞳。そして、大地を、天をも穿つ黒い双角。こいつに負けるのならば、本望だった。

やつがまた、天に向かって咆哮した。
その凄まじいまでの音圧に、若い大剣使いのハンターが硬直してしまっている。そのことは、スコープ越しによく分かった。

「馬鹿野郎が…!」

気付けば俺は、愛銃を放り投げていた。そしてそのまま、硬直する若いハンターに向かって走り出していた。黒いディアブロスが、大きく尻尾を振りかぶる。俺は、飛び込むようにして、若いハンターを突き飛ばした。その瞬間に、大岩が天から大地に落下するような勢いでもって、ディアブロスの尻尾が打ち付けられる。それは、俺の右脚を直撃した。
骨が折れるとか、そんな生易しいもんじゃない。俺の右脚の膝から下は、ぐしゃりと潰れて失くなってしまった。我に返った若いハンターが奮戦し、片手剣のハンターが閃光玉を投げ、ランスの隊長が執拗に追い詰めて、追い払うことには成功した。
俺は、うなだれて集会所へ帰った。クエストは途中でリタイア。ハンター生命は終わり、死ぬに死に切れなかった。見事討伐を果たして帰ってきた討伐隊のメンバーから俺の活躍が語られ、俺も英雄の仲間入りを果たしたが、その喝采も虚しいだけだった。

それから俺は、何をするでもなく、死んだように生活していた。現役時代の装備や道具もそのままで、持っているものを売っては金にして、空虚な日々を送っていた。
そんなある日、あの若いハンターが俺の元を訪ねてきた。曰く、ボウガンを教えてほしい、と。退屈していた俺は暇潰しに、ボウガンを教えてやった。組み方、弾の調合、扱い方から全て。そうするとどうだ。次から次へと俺を慕って、ボウガンを習いたいというハンターが日増しに増えていった。俺はそこに、一つの生きがいを見出した。
ボウガンは、これまでの狩猟を大きく変える。より安全に、より的確に、より戦略的に狩猟を行うことができる。それがゆくゆくは、俺の目に焼き付いて消えない、あんな悲劇を回避するのに役立つかもしれない。俺は一念発起し、このボウガンの技術と製造方法、その理念などを全て、ギルドと武具職人に伝授した。
狩猟に革命を起こした俺の功績を讃えて、ギルドは俺の使っていたボウガンの型に、俺の名を与えてくれた。それはボウガンが一般的になった今でも、素人から玄人まで幅広く扱える名砲として、この世に残っている。

 

 

 

 




ああ、俺の名前を、まだ言っていなかったな。
俺の名は、アルバレスト。アルバレストだ。

チャージショット

花粉が辛い。

アキラでございます。

 

昨日に引き続き、モンハン日記です。

昨日おとといくらいからガンナー復帰したわけなのですが、タイトルの通り、今回は主にチャージショットが楽しいという記事を書いていきます。ここだけ読むと子供みたいな表現ですが、まさに新しいオモチャを与えられた子供のように、筆者は「ウッヒョヒョーイッ♪♪♪」と、嬉しそうにチャージショットを撃ちまくっているのです。

 

ちなみにチャージショットとは、ライトボウガンの新しい狩技。溜めにより通常弾レベル1の威力を増幅させて北斗剛掌波ようなエフェクトの激烈な弾丸を発射する、というもの。

 

ブレイヴライトボウガンもそこそこ安定して使えるようになってきて、ステップと同時に発射される特殊弾でスタンも取れるようになりました。あと、モンスターのスタミナも奪えるので色々と活躍できそうです。

 

で、火竜砲を背負って撃ちまくっていた筆者なのですが、ある時ふと、思ったのです。黒炎王ライトボウガンはどんなもんだ?と。見た目は火竜砲にちょっとだけアレンジが加えられている程度のもの。個人的に火竜砲の方が好きだけど、これからは厳しい大自然の中で生き抜いてきたG級モンスターたちが闊歩するクエストへ行くのだ。こちらとしても弾丸の1発が戦況を左右しかねない状況の中、少しでも効果的な射撃をしたい。

 

そう思い立って筆者は黒炎王のライトボウガンを生産、強化し始めた。流石はMHXの時代、フレンドの皆さんに連れられて、あんなクエストやこんなクエストに繰り返し出向いただけのことはあり、黒炎王ボウガンの最終形態はアッと言う間にかんせ…。

 

 

不足素材

黒炎王狩猟の証8 9 10

 

 

 

 

 

 

そんなアホな…。

 

 

と、いうわけで完成には三歩届かず、筆者は最近になってMHXXに帰ってきた我らがチームの破壊神ことけんさんと、その友達であるさっちゃんを引き連れて、まずは黒炎王10へと出発。塔の秘境で紫毒姫と黒炎王を討伐するという、なかなかにヘヴィーなクエストだ。

 

ところがドッコイ。

破壊神けんさんがアッと言う間に尻尾を斬り、怯ませ、ホルン使いのさっちゃんが攻撃力アップや防御力アップを吹きまくり、破壊力に拍車をかける。さらにさらに、筆者の特殊弾とさっちゃんのホルンによる殴打が頭を強襲! スタンもきっちり取って、そこに破壊神がダメ押しの地衝斬!

 

しかしまぁ、ボウガンで行って感じたけど、黒炎王って本当によくバッサバッサと飛ぶのね。その間、筆者は狙撃し放題なのだが剣士からしたらたまったものではない。MHXはなんだかボウガンが蚊帳の外みたいな感じがして、どうもやる気にならなかったのだが、今回は、剣士が手を出せないときに「ここは俺に任せろ!」というガンナーだけが感じられる特殊な使命感に浸れて良かった。

 

 

そして、チャージショットで華麗なフィニッシュ!

 

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高く舞い上がってからのワキャキャキックを終えた黒炎王を背後から撃墜!!!

 

 

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けんさんからの別視点フィニッシュ。

 

これがっ!

ボウガンのっ!

醍醐味っ!

 

 

 

しかし、目当ての狩猟の証は8と10しか出ず。次は9を取りに行くことに。9は黒炎王を2頭討伐しなければならない。これが思いの外、苦戦してしまい、一度は3オチとなってしまった。そんな時にゴッドマリアが入室。これは大幅な戦力アップである。

 

マリ姉はどうも最近、ブレイヴ大剣をやっている模様。そのまま黒炎王に同行してくれることに。戦力はアップしたが、いかんせん筆者の防具が紙ペラ過ぎていけない。MHXXになってG級装備とのバランスを取るため、各防具の防御力が下がったのだ。それにより、前までは耐えられた攻撃でアッサリとキャンプ送りになってしまう。

 

そして、後から聞いた話だがマリ姉はどうやらお酒を飲んで眠たかったらしく、何とかクエストをクリアしてすぐに寝てしまった。なんか口調がいつもと違うと思ったらそういうことか。

 

 

それからすぐに藻蟹さんが入室。

筆者の防具があまりにも紙ペラなので、G級防具の作成をお手伝いしてもらうことに。ここで筆者が目を付けたのはケチャワチャ装備。見た目が好みだったのと、ブレイヴライトボウガンには嬉しいスキルがちょこちょこ付いているので、筆者は作成を決めた。

 

さぁ、作るぞ作るぞ!

筆者はケチャワチャの素材は潤沢に持っている。G級の毛なんか30を超えている。筆者は両手いっぱいにケチャワチャの素材を持って加工屋の元を訪ねた。えーと、どれどれ? ケチャワチャ装備、ケチャワチャ装備…。

 

だが、どれだけG級防具の欄を探しても作成可能な装備の中にケチャワチャ装備が出てこない。筆者、嫌な予感を覚えつつ、作成不可の灰色の字の羅列の中にケチャワチャ装備を探す。すると…あった。

 

なんだ!?

なにが不満だ!?

 

 

足りない素材を確認すると…。

 

 

極上の毛皮×5

マレコガネ多数

盾虫の重殻×2

 

という、ケチャワチャ関係ないじゃんズがズラズラと列挙されている。こここここ、こんなしょーもない素材なんて1人で集めなきゃ! と、思ったけれど藻蟹さんは

 

「あるあるですね(笑)」

 

と、笑って手伝ってくれました。

藻蟹さん、ホントありがとうございます!

その結果、G級ケチャワチャ装備完成!

 

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頭は防具合成で個人的に好きなEXジンオウ。

さらにここにランサー猫が来訪。ランサー猫はボルボロス装備を作りたがっていたので、さっそくみんなでボルボロス討伐へ。

 

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ナイトスクウィード

バベル

 

金と銀の揃い踏みである。さすがはこの2人といったところだろうか。壮観である。

 

G級ボルボロスだが、突進の後、背後に泥をぶち上げてハンター達を牽制するというモーションが追加されていた。これが思いの外、厄介でどろんこになる突進も軌道修正が入って、筆者も想定外の攻撃を受ける。防御力を上げてなかったらと思うとゾッとする。

 

倒せるには倒せるが、これから立ち塞がる更に手強いG級モンスターや獰猛化G級モンスター、G級二つ名モンスター戦慄を隠せない。でも、G級だもの。そしてそれらにワクワクしてしまうのはハンターのサガであろう。

 

に、しても。

今作はなんだか大型モンスターと戦っている時に小型モンスターの妨害が非常に多い気がする。ファンレオスとまるでシリトリをするように筆者の脳裏にその名前が浮かんでくる。

 

これぞ、THE! モンハン!

な感じがして、妨害を受けて「ギャーレオスアァァァァァァッ!  コンガまじコンガまじッ!!! ファッファァァァグァガッ!!!」とかなんとか、解読不能及び表記不能な言語を撒き散らしながらも、シミジミと「ああ、モンハンしてる…。」なんて感じている筆者でありました。

 

 

最後に筆者のチャージショットフィニッシュ集をどうぞ。

 

 

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スナイパーは、かっこいいのだッ!