護石を求めて破壊王は今日もピッケルを折る
モンスターハンターって、つくづくプレイしている人の特性が出ますよね。それを目の前で感じてきました、アキラです。
この【その人の特性】というのは例えば、我が盟友のランサー猫ならガッチリガードを固めて堅実にモンスターを追い詰める戦い方であるとか、StefanさんやLYNXさんなどの非常に気を遣う方だったら、味方を攻撃に巻き込まないような立ち回りをするとか、マリ姉ならば勝てるか否かのギリギリの装備で日夜ストイックな狩りをするとか、変態アキラだったら狩りの最中も常にまだ見ぬドロワーズのことを思いながらってそれは関係ねぇ!!!
はい、つらつらと長々書きましたが、今から書く【ゲームに反映されるその人の特性】というのは、プレイスタイルのことではないのです。つまりここまで書いたことは全くの無意味であったということです。みなさんはその駄文を読まされた、というワケですねぇ。
絶望に瀕するがいい。
苦情陳情は一切受け付けないので、今度出会い頭に筆者の鼻の穴にでもクーラードリンクを流し込んでください。スース―するでしょうねぇ。
さてさて、キーボードをひっ叩く指もあったまってきたところで、本題に入ることにしましょう。さきほどから言っている【その人の特性】というのは半ば都市伝説や迷信といった根拠のないものです。やたらとレア素材を引いてはチーム全員から「ギルドの回し者か!?」と詰め寄られ「ぜよぉ…。」と苦虫を噛み潰したような顔をするStefanさんとか、そういう根も葉もない類のお話です。
前のMHX日記でも何度か書いておりますが、破壊王ことケンシロウ。今作では、けんさんのことなのです。こやつの今回のリンクス…じゃなくてジンクスといいますか、迷信染みた特性というのは【やたらとピッケルを折る。】ということです。こやつはジョーの尻尾を一人で3分とかそこらで斬ってしまうほどの破壊王なのですが、ピッケルの破壊具合も王冠クラス。一緒にモンハンをやろうものなら1クエストで必ず2回は「またピッケル折れた!」と叫ぶのである。
訊けば2日前に50本はストックがあったピッケルグレートが今や18本に。けんさんはそんなそんな長いことゲームをやらないので、やはりプレイ時間の割に減りが早い。1回クエストに行くと平均して2本は折るらしいのだ。で、そこに更に特性が追加されました。【護石錬金や採掘でマトモな護石が出ない。】というもの。おいおい、ホンマかいな。と、やっちゃんも呼んで三人で検証会をやることになった。まずはいつもの通り、けんさんが採掘を行う。けんさんのDSからカンカンと小気味良い音が聞こえる。
カンッ!
カンッ!
「折れた!!!」
カンッ!
「折れた!!!」
カンッ!
カンッ!
カンッ!
「折れた!!!」
ちょっと待てや。
「おめ、折りすぎだろ!!!」
「知らんわ!」
「どうなっとんこれ!」
「こっちが訊きたいわ!」
結局、採掘ポイントを4つ掘っただけでピッケルグレートが3本も折れてしまったではないか。これはどうも折りすぎのような気がする。ゲームの世界でまで筋肉を持て余してしまっているらしい。そして、村に帰還してマカフシギ錬金の護石を受け取る。これもまたまたロクな護石が出ない。昔のシステムと同じならば、けんさんはもしかするとダメなお守りのテーブルにいるかもしれない。一度コンテニューし直すことに。
仕切り直して、今度はけんさんのキャラクターをやっちゃんが操作する。しかも今回はボロピッケルでの挑戦だ。またまたカンカンと採掘の音。
カンカンカンカンカンカンカン。
「なんで折れへんのッ!」
けんさん、憤慨!
やっちゃんはけんさんのキャラクターを使い、ボロピッケルで2カ所採掘1本折れるという戦績。ここでけんさんにバトンタッチ。すると、どういうことだろうか。けんさんがピッケルを振り始めるやいなやポキポキと折れて2カ所採掘4本折れるという戦績に。これにより、けんさんがピッケルに関してはポンコツであることが証明されてしまったのである。
「けんさんのピッケルグレート、
メッキなんちゃう?」
「パチモン買わされてるな。」
「ドスマッカォおる!
ストレス解消じゃあぁぁぁ!」
とまぁ、ひどいひどい。
さすが(ピッケル)破壊王である。
そして相変わらず護石も良いものが出ない。
「それ、その辺で拾ってきた
やつちゃうん?」
「そうか!
そうやってゴミみたいなの
渡して、ホンマにいいやつで
私腹を肥やしとんやで、
この錬金小僧!」
と、言いたい放題な筆者とやっちゃん。
今日もけんさんは良い護石を求めてはピッケルを折って「折れた! なんでやねん!」と、憤慨しているのである。